OKEx Korea、モネロやジーキャッシュなど匿名通貨を上場廃止へ

韓国の暗号資産取引所OKEx Koreaは、同社が取り扱う匿名通貨すべてを上場廃止することを発表した。
16日、海外メディアTHE BLOCKの報道で明らかになった。
今回上場廃止される通貨はモネロ、ダッシュ、Zcash、Horizen、Super Bitcoin の5種で、取引サービスのサポートは10月10日、資産引出しは12月10日までとなっている。
上場廃止の理由は、マネーロンダリングに関する金融活動作業部会（FATF）のトラベル・ルールに違反すると判断したためだという。
トラベル・ルールとは、FATFが今年6月にマネロン対策として新たに制定した、暗号資産関連事業者による暗号資産の送受金に際して、送り主と受取人の個人情報を記録するという厳格な国際基準ルールである。
匿名通貨と呼ばれる暗号資産は、特殊な技術を使ってそれらの情報を非公開にしたものだ。
そうした匿名通貨ではトラベル・ルールの遵守が難しいため、今回の上場廃止という判断につながったと思われる。
今後、他国の暗号資産取引所における上場可否の判断基準への影響が注目されそうだ。