米ネバダ州、約950件の婚姻証明書をブロックチェーン上で発行

米ネバダ州北部の郡では、出生や結婚証明書などのパブリックレコードを保存するために、ブロックチェーンの技術を使用しているとAP通信が7日に報じた。
プログラムが2018年4月にデビューした後、ネバダ州ワショー郡では現在、約950のカップルが家庭用コンピュータとスマートフォンで安全なデジタル婚姻証明書を受け取っていると海外メディア「Reno Gazette-Journal」は報告している。
また同ジャーナル紙は、ネバダ州エルコ郡もデジタル出生証明書のために同様の技術を試みていることを伝えた。
サンフランシスコに本拠を置くブロックチェーンのスタートアップ「Titan Seal」のPhil Dhingra氏は、ワショー郡のデジタル結婚証明書プログラムは、計算能力が高くハッキングが困難であるイーサリアムブロックチェーンを使用していると語っている。
ワショー郡リノは、ラスベガスと共にカジノシティとして名高く、多くの人々がリノで結婚するために他の州から来ているため、ネバダ州外の人々にも婚姻証明書が交付されている。
ワショー郡は、紙の記録をデジタル化することを推進している。
災害発生時のデジタル記録回復システムに、ブロックチェーン技術を使用することの検討もその一つだ。