月間暗号資産

  • HOME
  • EXCHANGE
  • 【更新】Kraken(クラーケン)の特徴と使い方は?

【更新】Kraken(クラーケン)の特徴と使い方は?

暗号資産(仮想通貨)取引所は国内に多数存在し、それぞれの歴史も異なります。

海外を拠点とする取引所も自由に利用できた時代もありましたが、複数の法改正を経て日本居住者向けサービスを停止してしまった取引所もあります。

暗号資産取引所のKraken(クラーケン)もその1つです。

Kraken(クラーケン)は2011年から暗号資産(仮想通貨)取引所サービスの提供を開始しており、長い歴史を持つ取引所の1つとして数えられます。

かつてはサービス対象者の中に日本居住者も含まれていましたが、2018年4月からは日本居住者に対するサービスを廃止したという歴史を持ちます。

ところが、2020年10月に再び国内居住者を対象とするサービスの提供を開始しました。

この記事ではKraken(クラーケン)グループのPayward Asia(ペイワードアジア)株式会社の特徴とポイントを解説していきます。

Kraken(クラーケン)の特徴とポイント

Payward Asia(ペイワードアジア)株式会社とは?

Payward Asia(ペイワードアジア)株式会社はKraken(クラーケン)グループの子会社として、日本居住者向けに暗号資産(仮想通貨)取引サービスを提供開始した業者です。

同社は2020年10月22日に住友SBIネット銀行を通した日本円の入出金を開始しました。

社名Payward Asia 株式会社
住所東京都千代田区2-9-3
業務暗号資産交換業
登録番号関東財務局長 第00022号
加入協会JVCEA 第一種会員
資本金7億3,891万円(準備金を含む)
設立2018年9月
2021年8月5日現在

Payward Asia(ペイワードアジア)株式会社は2018年に設立されたという事で、比較的新しい印象があります。

しかし、Kraken(クラーケン)グループ全体を見ると2011年から暗号資産(仮想通貨)取引業を営んでおり、暗号資産(仮想通貨)取引所の中ではむしろ長い歴史とノウハウが蓄積されています。

そのため、Kraken(クラーケン)という名前は聞いたことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。

この記事ではKraken(クラーケン)グループの特徴や、Payward Asia(ペイワードアジア)株式会社が提供する日本居住者向けのサービスやおすすめのポイントを解説していきます。

設立以来ハッキング被害が1度もない

Kraken(クラーケン)グループの大きな特徴は、2011年に設立されてから1度もハッキング被害に遭っていないという点です。

暗号資産(仮想通貨)にまつわる法規制がまだ確立されていなかった当時から、確固たるセキュリティで顧客資産を守り続けています。

その背景にあるのは、Kraken(クラーケン)の「特別で信頼できるデジタル資産取引を提供する」という企業理念でしょう。

また一般的に、暗号資産(仮想通貨)はコールドウォレットに保管することでハッキングや流出のリスクを抑えることができます。

Kraken(クラーケン)の暗号資産(仮想通貨)のコールドウォレット保管率が業界最高水準であることも、セキュリティの高さを物語っています。

また、国内で起きた大型ハッキング事件としてMt.GOX(マウントゴックス)のビットコイン流出事件を覚えている人もいらっしゃるかもしれません。

Kraken(クラーケン)は、Mt.GOX(マウントゴックス)の破産手続きに関する技術サポートを無償で行う等、この業界の黎明期を支えた企業です。

その点からも、Kraken(クラーケン)グループが暗号資産(仮想通貨)の金融サービス全体の改良に尽力している面が垣間見えます。

コンプライアンスが徹底されている

暗号資産(仮想通貨)取引と聞くと、詐欺や犯罪を連想する人は現時点では減ってきたような印象ですが、まだ一定数存在することは事実です。

その理由の1つとして、暗号資産(仮想通貨)の追跡が比較的困難である事が挙げられます。

暗号資産(仮想通貨)市場には様々なデリバティブ商品が流通している他、匿名性が高い点などを懸念している人は暗号資産(仮想通貨)が犯罪に使用されると考えるでしょう。

そこでマネーロンダリングなどの犯罪利用を防ぐために、各取引所はKYC(Know Your Customer)やAML(アンチ・マネー・ロンダリング)などの手続きを行います。

Kraken(クラーケン)グループも例外ではありません。

具体的には、Kraken(クラーケン)グループは200名規模でKYC、AML、取引の監視、厳格な顧客管理、調査などを通して徹底的なコンプライアンスを実施しています。

さらに、当初すでに日本で行われていたサービスを停止したのちに、今回の日本居住者向けサービスを改めて開始したことからもわかるように、各国の規制に準じたサービスを提供しています。

暗号資産(仮想通貨)トレードの初心者の方は特に、このような法律面や規制を遵守した取引所から優先的に使用したいという方は多いかと思います。

また、Kraken(クラーケン)グループは24時間体制での顧客サポートを提供しています。

わからないことや取引上でのトラブルが合った際にはいつでも相談できるので、この点も暗号資産(仮想通貨)トレード初心者にはおすすめです。

取扱通貨は5種類から

日本でのサービス提供を改めて開始したPayward Asia(ペイワードアジア)ですが、取扱通貨は5種類からのスタートです。

取り扱われる通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)の5種類です。

これらの通貨を対象として、暗号資産(仮想通貨)同士の取引ペアと日本円建ての取引ペアの現物取引の提供が開始されます。

また、これらの通貨はKraken(クラーケン)グループの厳格な審査基準を通過した信頼性のある通貨です。

そのため、どの通貨でトレードをした方がいいのかわからないという初心者の方も比較的トレードを開始しやすいのではないでしょうか。

Kraken(クラーケン)は、グローバルでは30以上の暗号資産(仮想通貨)と7つの法定通貨を取り扱っていますが、日本居住者向けサービスでも取扱通貨を増やしていくことを公式サイトで明言しています。

さらに、日本居住者向けのPayward Asia(ペイワードアジア)で最初に取り扱われる通貨も主要通貨が採用されており、その点から流動性の高さにも期待できます。

なぜなら、Kraken(クラーケン)グループ全体の流動性も高く、ユーロ建ての取引高が世界最大であるためです。

流動性の低い取引所だと、すぐに注文が通らず思い通りの取引ができないというもどかしさを感じるかもしれませんが、そのような心配はなさそうです。

まとめ

Kraken(クラーケン)グループは世界的にも広く認知された取引所で、セキュリティ面の強さが特徴的です。

国内でサービスを提供するのはおよそ2年ぶりですが、以前もKraken(クラーケン)を使用していたという方もいるのではないでしょうか。

また先述したように、Payward Asia(ペイワードアジア)株式会社はKraken(クラーケン)グループが長年暗号資産(仮想通貨)市場で蓄積したノウハウを利用して運営されていきます。

そのため暗号資産(仮想通貨)トレードを行った事がないという方も、始めやすい取引所とも言えるでしょう。

まだ入出金方法や取扱通貨は多くはないですが、ここからのサービス拡大が期待できる業者です。

1度、Payward Asia(ペイワードアジア)株式会社のサービスを利用することを検討してもいいかもしれません。

Kraken(クラーケン)の口座開設はこちらから