2019.10.04
Vol.9 リップル信者・鈴木 宙の「仮想通貨500万円が50万円になりました」
〜仮想通貨とラグビー〜
「ニッポーン、トラーイッ!」
スポーツ番組やワイドショーを見ると、これまでラグビーなんて、ちっぽけな扱いだったのに、ワールドカップが始まってから熱狂の嵐(テレビ、新聞等だけ)が吹いている。
僕も、マスコミのすみっこにいるほうだが、誰もラグビーの話題なんてしてないぞ!
サッカーワールドカップの盛り上がりに比べて、ラグビーワールドカップの盛り上がりの無さといったら…。
強豪アイルランドに勝っても、会社の同僚も友達も1人すら話題にしていなかった。
これぞ、マスコミマジック。ぜんぜん話題になってないのに、「日本中が大熱狂」みたいに騒いでいる。これこそまさにフェイクニュースだ。
仮想通貨の世界でも、ちょくちょくフェイクニュースが報道される。それにつられて通貨の価格が乱高下するのでたまったものじゃない。
日本で白熱している(はずの)ラグビーワールドカップも、電車の中で日本代表ジャージを着ている人を見たことがない。一体、どこで人気爆発しているのか。
このコラムのタイトルにもある通り、僕は「仮想通貨500万円が50万円になりました」。そう、仮想通貨バブルの時に500万円投資して、現在50万円になってしまったのである。
しかも、我が編集部では仮想通貨記事を執筆する際、誤植や間違いがあるとポイント制(1ポイントいくらなのか不明)になり、なぜか編集部の人たちに焼肉をおごらされる始末。
この時に、ビットコインキャッシュを崩して500万円が45万になり、挙句には最近の下げ相場で25万円になってしまった…。嗚呼、僕のビットコインキャッシュがカルビやロースに消えていく。
話をラグビーに戻そう。山下真治主演の人気ラグビードラマ「スクール★ウォーズ」では、ことあるごとにラグビーはチームスポーツ「ONE FOR ALL ALL FOR ONE(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」のセリフがよく出てきた。
そう、ラグビーの信念は「一人はみんなのために、みんなは一人のために」である。
僕は2017年末、1リップルを約400円弱、累計400万円くらい買ってしまい、その後、ご存知のように大暴落。
最初は、この悲劇を黙っていたが、なんかの拍子で、そのことを編集部で言ってしまったら、みんなが同情してくれるかと思いきや、大爆笑の渦。
「鈴木くん、300円でリップル買ったの? ガッハハ!」
本誌コラムニストの陸奥 守の笑いが止まらない。
同じく本誌コラムニストの大空 翔が「鈴木さん、今のリップル価格30円くらいですよ! 10分の1になっちゃってますよ」と気の毒そうな顔で余計な解説をしてくる…。そんなの言われなくなって分かってるちゅーの!
僕の父は早稲田卒のラグビー好きなので小さい頃から早慶戦や早明戦を何度も見に行っていた。ラグビーには、かなりの思い入れがある。
ラグビーは、まさに一人はみんなのために、みんなは一人のためにであり、自分を犠牲にタックルして、ボールを持っている相手を食い止める。
スクラムは、8人のチームワークが組み合わされると、その人数以上のパワーが発揮される。
しかし、2017年末、僕が仮想通貨大暴落という何度タックルしても、跳ね飛ばされる事態は、日本人がオールブラックスにタックルで挑む様相だった。
そこから、さらにゴールデンウィーク前後まで暴落が続くと編集部の人間たちは、面白そうにし、僕が2週間前、オールブラックスのハカくらいの気合いで2年ガチホしていたリップルをビットコインに変えたら突然20万近くもノックオン。
月刊仮想通貨デジタル部の編集部員は少ないがこういう時こそ、スクラムを組んで、一致団結してもらいたいところだが、僕の保有する仮想通貨が下がれば下がるほど、みんな笑いが止まらない。
このコラムが始まった頃は50万円の仮想通貨を保持していたが、今や25万円と半分くらいなってしまった。
とはいえ、楽観思考の僕は、自分の持っている資産を全部集めて、大逆転してやる!
さすがに500万円まで戻すのは厳しいが、せめて半分は取り戻してみせる。
2020年、オリンピックまでにはジャイアントキリングを見せてやるぞ!
Profile
文◉鈴木 宙(すずき・そら)
埼玉県出身。
大学卒業後、焼きそばパン工場で働いて稼いだお金でアメリカに単身留学。仮想通貨(暗号資産)に魅了されリップルに投資し、未だにリップルの可能性を追い求めているリップラー。
現在は「月刊仮想通貨デジタル」の記事編集、執筆を手掛けている。
最近の失態は赤羽のキャバ嬢に10万円貸した後、その子は店を辞め行方不明になったこと。
アカウント→ @sora50050