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Vol.8 リップル信者・鈴木 宙の「仮想通貨500万円が50万円になりました」

〜ビットコイン急落…しかし仮想通貨ドリームは終わらない!〜

昨日(9月23日)のことだ。いっときビットコインが85万円台になった。
もう、悪夢・悪夢・悪夢・悪夢・悪夢・悪夢・悪夢・悪夢…(延々と続く)。
いつもは延長する歌舞伎町のキャバクラでも、いてもたってもいられずワンセットで帰った。
翌日、起きたら70万円くらいになっているんじゃないか不安で、布団の中で朝までずっとコインチェックのチャートアプリを見ていた。その後、ビットコイン価格は90万円までは戻ったが、先週は約111万円。20万も下がってるぞ〜。
おい! どうなってるんだ(泣)
20万円もあれば、歌舞伎町や六本木のキャバクラでもモエやブーブクリコなら5本くらい入れられる。
逆に考えると、「キャバクラでシャンパン入れたと思えばいいじゃん」と僕のキャバクラ友達がゲラゲラ笑いながら言ってきたが…そんなこと思うかー!
今日(9月24日)、「月刊仮想通貨編集部」に行った時だ。編集部の人たちが「逆神(ぎゃくしん)」と言う新たなあだ名を僕につけていた。みんなが僕を見てうれしそうな顔。
「ビットコイン下がっちゃったねー」
「だからリップルガチホしろって言ったじゃん」
「鈴木くんが次買う銘柄を教えて! 俺、違う仮想通貨を買うから!(笑)」
…もう、みんながいじり倒す。悪意が無いのは分かるが、こちらのテンションの低さも知らず、みんなワッショイ! ワッショイ! 盛り上がっている。
他の編集部員たちも仮想通貨を保有していて、多少の痛手は被っているが、僕だけが、イジリ倒される。
それはなぜか?
先週のコラムにも書いたが、ここ数ヶ月、ほとんど値動きのないリップルにしびれを切らした僕はリップルを全額、価格の上がり下りの大きいビットコインにトレードしてしまったのだ。
編集部内では、リップル信者として数万リップルを保有していた僕。現在、我が「月刊仮想通貨編集部」では、2018年初頭、僕が約400円(記事執筆時点で1リップル約26円)でリップルを買った事実を知ると、みんな気を遣って、僕の前ではリップルの話題は仕事以外では遠慮がちになっていた。
それなのに、今回、僕がリップルをビットコインに全額変えたのを知っている編集部の人たちは、「さすが鈴木くん、持ってるねー!」なんて言ってくる。なかには、僕のことを「クジラ」と言う人までいる始末…。
ここ数週間、ビットコイン価格は110万円前後を推移していた。
僕には作戦があった。GWから30万円代から6月にかけて150万円に急騰したビットコイン。一方、リップルもそれなりには上がったが、400円で買ったリップルを売るにはまだ早い。ガチホを決め込んで静観していた。
投資は自己責任だが、先週のビットコイン価格は111万円、リップル価格は約28円。
リップルはここ数ヶ月30円前後をさまよっていた。
僕には作戦があった。リップルを全額ビットコインに変えて、ビットコイン価格が上がった時に、もう一度リップルに戻す。
リップル信者の僕としては、いっときは、手放してもう一度ビットコイン価格が上昇した時にリップルに移し変えてリップルの保有数を増やす策略だった。バクトや10月に承認可否が決まるビットコインETFなどの好材料も僕の背中を押していた。
でも…どうして、本当にどうして僕がリップルをビットコインに変えた途端、ビットコインが急落するんだ〜! 結果的にリップルをビットコインに変えたせいで、いま保有しているビットコインをリップルに換算すると相当数減っている。
それに比べ、編集部で隣の席の大空翔は、「このチャートを見ると下がりますよ」「僕は80万円くらいまで下がると思いますよ」と、仮想通貨に数万円しか投資してない彼は笑顔でアドバイスをしてくる。
ま、僕はとりあえず、年末まではビットコインをガチホして様子見するつもりだ。
…と、言う旨を「月刊仮想通貨」のコラムニスト陸奥守は「勘弁してくれ〜! お前がビットコインを持っていると下がる一方だ」と悲鳴をあげていた。

Profile
文◉鈴木 宙(すずき・そら)
埼玉県出身。
大学卒業後、焼きそばパン工場で働いて稼いだお金でアメリカに単身留学。仮想通貨(暗号資産)に魅了されリップルに投資し、未だにリップルの可能性を追い求めているリップラー。
現在は「月刊仮想通貨デジタル」の記事編集、執筆を手掛けている。
最近の失態は六本木のキャバ嬢に、嘘の誕生日を言われ15万円のバッグを買わされたこと。
アカウント→ @sora50050