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Vol.7 リップル信者・鈴木 宙の「仮想通貨500万円が50万円になりました」

〜リップルをビットコインに変えた途端、アルトコイン勢が急上昇の巻…〜

今日(18日・水曜日)の朝のことだ。目が覚めてスマホを取り出した。日課のコインチェックのアプリを開いて、仮想通貨の価格をチェックするためだ。
なぬ? 1リップルの価格が33.1円。チャートを見ると爆上がり! 前日比では18%以上の上昇である! 僕は一瞬で目が覚めた。と、同時に、とてつもなくテンションが下がった。
あー、なんてことをしてしまったんだ…。頭を抱える僕。全身、布団の上で脱力感に見舞われる。
実を言うと、わずか1週間前、僕は2年近くガチホしていたリップルをビットコインに全額移し変えていたのだ。
え? リップル信者の僕が、なぜビットコインに変えたかって? それはリップルがここ数ヶ月、まるでステーブルコインのように値動きがしなかったからである。
その間、ビットコインは、4月末から6月にかけて30万円代から150万円近くに上昇して「ビットコインバブルの再来か」とまで言われていた。
それでも、僕はリップルを売らずガチホを貫いた。ビットコインの上昇の流れがひと段落したあと、アルトコインバブルが来ると信じていた(根拠はないが、周りもそう言う人は多かった)
しかし、しかしである。7月になっても8月になってもリップルの値動きはほとんどない。上昇の兆しさえ見えない。時折、リップルに関して好材料のニュースが流れても、まるでフリーズしたパソコンのように価格は止まったままだ。
さすがに、ガチホを貫いてきた僕も、しびれを切らした。今でもリップル魅力や可能性は信じている。ただ、そろそろ限界がきてしまった。
「たられば」の話は投資では禁句だが、ゴールデンウィーク前後に、リップルをいっときビットコインに退避させておけば、5倍とは言わないまでも、数倍にはなっていた。
実際に、令和が始まってから仮想通貨を始めた人たちで、100万円や300万円稼いだ知り合いもいる。
なのに、僕は、僕は…この約半年、リップルについて面白いニュースや見解はあっても、チャートに関しては、全く面白くなかった。
そこで僕は、考えた。熟考に熟考を重ねた。決断まで約1週間かかった。そして、ついに先週、リップルをしばらくビットコインに変えて、ビットコイン価格が上昇したところで、またリップルに戻そう、と。
ビットコインは今月23日にバクトがビットコイン先物取引を開始する上、10月にはビットコインETFの承認の判断が下される。今が勝負どきと思い、リップルをしばらく手放すことにした。
「さよなら、リップル。また会う日まで…。僕は、しばらくビットコインに浮気する。でも、必ず迎えに来るから!」 そう、断腸の思いで先週、2年近く所有していたリップルをビットコインに移し変えたのだ。
そしたら数日後のことである。先週末から今週明けにかけてモナコインが101円から190円まで急騰したのを始め、イーサリアムやビットコインキャッシュなどのアルトコインが急に上昇し始めた。
そして、ついに今日(18日)、あれだけ値動きのなかったリップルが急騰! しかも、別に特段の好材料がないのに上がっている…。
逆に、ビットコインはこの1週間、値動きがほとんどない様子見状態だ。
ボラティリティが高いビットコインがなぜ動かないんだ〜!
僕には桃鉄でいう貧乏神がついているのか、いや、ここまで来るとキングボンビーがついているのか?
資産がどんどん減っていく。タイトルは「500万円が50万円になりました」だが、現在「500万円が38万円になりました」が正確な数字だ。ま、タイトル変えるのもアレなので、このままいくけど、年末にはどうなっているのだろうか。
そうこうしているうちに、今日のコラムを書き始めてから、さらに主要アルトコインは順調に上昇中だ。
一方、ビットコイン価格は、さっき1ビットコイン約111万あったのが、110万円代に下落しているぞ! なんじゃこりゃ。リップルをビットコインに変えた途端、一体、何でこんな目にあうんだ〜(泣)。
とりあえず、ビットコインが130万円を超えるまで大人の嗜みとして通っていたキャバクラは控えようと思う。
神様! せめて、僕についてるキングボンビーをミニボンビーにしておくれ!

Profile
文◉鈴木 宙(すずき・そら)
埼玉県出身。
仮想通貨(暗号資産)に魅了されリップルに投資し、未だにリップルの可能性を追い求めているリップラー。
現在は月刊仮想通貨デジタルの記事編集、執筆を手掛けている。
最近になってTwitterを始めたとのこと。
アカウント→ @sora50050