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ブロックチェーンと社会貢献と、時々、タワゴト vol.1

はじめまして。今回はTwitterで見かけたある記事をご紹介します

みなさん初めまして、暗号通貨好きの“神林なな”です。
2017年2月から暗号通貨の投資を始めて主にTwitterで情報発信や取集を行っています。
カンファレンスやMeetUpにも積極的に参加しています。

今年は猛暑ですね!
心身ともに、暑くてぐにゃぐにゃと溶けております。
そして私の暗号通貨投資も、溶けております…(笑)
※twitter界隈では仮想通貨の価値が下がること、またはFXで負けることを”とけりゅ”と言います。

暑くて外に出る気にもなれずいつものTwitterチェックをしていたら“ガーナがブロックチェーン技術に注目する理由”という記事を見つけました!
私の中で仮想通貨やブロックチェーンのような技術の活用は先進国のイメージでしたが、ガーナはいわゆる発展途上国のイメージが強く、一体何に活用されるのか興味津々で読み進めました。

児童労働とフェアトレード

みなさんは「フェアトレード」という仕組みをご存知ですか?
フェアトレードとは主に「発展途上国から原料や製品を適正な値段で継続的に購入し、立場の弱い生産者の待遇改善と自立を目指す運動」です。
例えば、私たちが普段口にしている輸入品の中には生産段階で環境破壊や過酷な児童労働が行われている仕組みの品もあり、国連サミットでも2015年から2030年までに解決すべきアジェンダとして採決されています。(我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ)
その児童労働をなくすためのアプローチのひとつにフェアトレードがあります。
私が読んだのは、このフェアトレードを広める上で、ブロックチェーンの技術が役立つという記事でした。
私は以前からフェアトレードがとても大事な取り組みだと感じていたので、フェアトレード商品が置いてあるお店ではちょこちょこチョコレートなど購入しています(デザインも可愛くてとても美味しいですよ)
しかし、仮想通貨を支えるブロックチェーン技術がフェアトレードに結びつくとは思いもよりませんでした。
「ブロックチェーン技術によって」
カカオ生産地のガーナでは、上記のような社会問題を解決するテクノロジーとしてブロックチェーンの期待が高まっているようです。
貿易産業省の協力のもと、ローカルスタートアップが主体となりブロックチェーン技術を使ったプログラム開発やアイデアを競い合うイベント「ハッカソン」を開催し自国の技術力の向上に取り組んでいます。
そして、アメリカのスタートアップ「bext360」では、ブロックチェーン技術を使って、カカオ豆の生産地や生産者、バイヤー、支払い金額などの様々な情報を記録管理できるサービスを提供予定とのことです。
さらに、「bext360」の技術を使ってカカオ豆のトークン化を行えば(仮想通貨のように)、農家は前払いで代金が受け取れるようになります。
現状のカカオ豆農家にとって悩みのひとつは代金の受け取りまで数週間や数カ月も持たされることですが、この技術が一般化すれば遅延時間もなくなり安心した生活が保証されそうですね。

ブロックチェーンが創る公平な未来

私たちが「消費者として、誰から、どんな商品を買うのか」を考えるという視点を持つことは大切だと思います。
ブロックチェーンによって生産から消費までの流通情報に誰でもアクセスできるようになり透明性が確保できれば、児童労働をはじめとする様々な課題解決の第一歩になるというわけです。
ブロックチェーンは、仮想通貨のためだけではなく消費者と生産者の距離を縮め「公平・公正な貿易」を証明する技術として社会貢献に役に立つのですね。
社会貢献に関するニュースは残念ながらなかなか大々的には注目されていません。
ですが、とても大切なことですよね。
これからブロックチェーンが世界にどんな革命を起こしていくのか、わかりやすくお届けできればと思っております。
神林なな

Profile
神林なな
2017年ブロックチェーンの記事を読み「難しいことはわからないけど凄そうだ」と仮想通貨の投資を始める。
その後、情報収集のためツイッターを始めると沢山の仲間ができ、そのみなさんとカンファレンスや講演会など様々なイベントに参加。
仮想通貨の未来に夢を膨らませワクワクドキドキ中。
「果報は寝て待て」の精神で仮想通貨の投資を楽しみます。
XRP、ETH、ADA推し。