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誰でもわかる、暗号資産(仮想通貨) 第6章

イチからわかるトークン

トークンってよく聞くけど何なのか? 暗号資産(仮想通貨)との違いは?

トークンと暗号資産(仮想通貨)の違いとは?

 そもそもトークンとは、「象徴」や「記念品」という意味を持つ言葉である。さらに「代用紙幣」=本来のお金(ここでは日本円などの法定通貨を指す)の代用品として使える通貨という意味でも使われる。
暗号資産(仮想通貨)業界においては、暗号資産(仮想通貨)のなかでもビットコインやイーサリアムなどの一般的な暗号資産(仮想通貨)とは異なる特徴を持つ暗号資産(仮想通貨)のことを、トークンと呼ぶ。ビットコインやイーサリアムはそれぞれが独自のブロックチェーンを持ち,その上で暗号資産(仮想通貨)が発行されている。
一方、トークンと呼ばれる暗号資産(仮想通貨)は、イーサリアムなどの既存の暗号資産(仮想通貨)のブロックチェーンを間借りする形で発行されるのだ。
どちらもブロックチェーン上で発行されているという点では暗号資産(仮想通貨)と言えるが、独自のブロックチェーンを持っているかどうかで、暗号資産(仮想通貨)と呼ぶかトークンと呼ぶかが決まることになる。

トークンは誰がどのように発行するのか?

 トークンの発行は他のブロックチェーンを間借りする形で行われ、間借りされる側のブロックチェーンはトークンプラットフォームと呼ばれる。トークンプラットフォームとして最も利用されているのがイーサリアムである。イーサリアム上で発行されたトークンはERC20トークンと呼ばれ、イーサリアムブロックチェーンの特徴を持ったものになるのだ。
既存のブロックチェーンを間借りすることで、独自のブロックチェーンを構築する必要がなく、誰もが簡単にトークンを発行することが可能になる。この仕組みを使ったものとしては、ICOが有名である。

トークンはどこで購入できる?

 トークンはブロックチェーンを間借りしているとはいえ、基本的にはビットコインなどと同じく暗号資産(仮想通貨)の一種である。したがって独自の購入方法が存在するわけではない。世界中の暗号資産(仮想通貨)取引所に、通常の暗号資産(仮想通貨)と同じように上場されている。

トークンエコノミーってなに?

 トークンエコノミーとは、トークンを用いた独自経済圏のことである。「独自経済圏」という言葉のわかりやすい例としては、Tポイントや楽天ポイントのように幅広い場で利用できるポイントは、独自の経済圏を築いているといえるだろう。
 このポイントをトークンに置き換え、トークンを幅広く流通させて利用可能にすることをトークンエコノミーと呼ぶのだ。トークンエコノミー内で広く利用されるトークンは、利用価値が高まり需要が生まれる。その結果、トークン自体の価値が高まる。それゆえ、発行したトークンの価値を高めるためにトークンエコノミーを構築しようと試みるプロジェクトは少なくないのだ。

MUFGコインはその後は?

 日本でもMUFGコインというトークンの発行が計画されている。これは三菱UFJ銀行が2017年に発表した独自の暗号資産である。当初、MUFGコインはイーサリアム上で発行されるトークンであると言われたが、その後プラットフォームをHyperledger Fabricに変更したとされる。さらにその後、MUFGコインはcoinへと改称され、現在も開発が続けられているが、引き続きHyperledger Fabricを利用しているのかは不明となっている。

トークンって、そもそも儲かるの?

トークンはICOによって発行されることが多いため、儲かりやすいというイメージがある。しかし現在ではICOで発行されたトークンが高騰するケースが減少しているため、儲かりやすいかどうかは「他の一般的な暗号資産(仮想通貨)と変わらない」状況になっている。

トークンを理解するためのポイント

Point.1 トークンは暗号資産(仮想通貨)の一種

暗号資産(仮想通貨)のなかでも、他のブロックチェーンを間借りしているものがトークンである。

Point.2 トークンは発行が簡単

他のブロックチェーンを間借りするため、独自にブロックチェーンを構築する必要がなく簡単に発行できる。

Point.3 投資するうえでは気にする必要なし

トークンも通常の暗号資産(仮想通貨)も、取引方法は変わらない。投資商品としての優劣はない。

前回
『第5章 世界の大企業と暗号資産(仮想通貨)』

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