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誰でもわかる、暗号資産(仮想通貨)第2章 

代表的な暗号資産(仮想通貨)とトークン

代表的な暗号資産(仮想通貨)

Bitcoin(ビットコイン)

決済・基軸通貨・安全資産

 ビットコインは「管理者がいないデジタル通貨」である。世界で最初に誕生した仮想通貨であり、全ての暗号資産(仮想通貨)の祖とも言われる存在だ。本来の用途は、インターネット上で世界中の誰もが自由に支払うお金と使う、というものだ。実際にビットコインによる決済を受け付けている企業やウェブサイトも存在している。ただし、価格変動が大きいため日常的に使うには不安であるという問題や、決済速度が決して早くはないといった課題がある。近年では様々なアルトコインを取引するにあたって、基軸通貨として利用されるようにもなっている。また、貴金属の金(ゴールド)のように、日常的には利用しないものの、資産を安全に管理するための資産としても利用され始めている。誕生以来、もっとも時価総額が大きい暗号資産(仮想通貨)の座を保ち続けている。

・今後注目の動き

半減期後の価格動向

 ビットコインは5月に半減期を迎えた。半減期とは、マイナーに配布される新規発行ビットコインの量が半分になるタイミングのこと。つまりビットコインの発行スピードが遅くなるため、ビットコインの希少性が高まるタイミングといえる。半減期前後は価格が変動しやすい傾向があるため、投資する場合は価格に注意しよう。

Ethereum(イーサリアム)

最大の特徴は「スマートコントラクト」

 イーサリアムは、2013年に開発が始まったブロックチェーン・プロジェクトである。以降、現在に至るまで開発とアップデートが続けられている。最大の特徴は、契約を自動化するスマートコントラクトという機能である。これは、ブロックチェーン上に契約をプログラミングし、それを自動的に実行する仕組みのことだ。スマートコントラクトを利用することによってビットコインのブロックチェーンよりも複雑なやりとりが可能になっている。スマートコントラクトの活用例として、ブロックチェーン上で動作するDAppsというアプリや、新規通貨発行によるICOなどが挙げられる。スマートコントラクトはイーサリアム以降、多くの暗号資産(仮想通貨)に導入されており、暗号資産(仮想通貨)関連の発明として最重要な技術と言えるだろう。

・今後注目の動き

PoW からPoS へ

イーサリアムは年々アップデートが行われており、現在も「イーサリアム2.0」というアップデートに向けた開発が進められている。なかでもコンセンサスアルゴリズムをPoWからPoS に変更することによるスケーラビリティの向上は、イーサリアムの利便性を高め、さらなる普及を促進すると期待されている。

Ripple(リップル)

国際送金システム

 Rippleとは、次世代の国際送金プラットフォーム及びその技術を開発している企業の名称である。従来の国際送金には手数料の高さや送金スピードの遅さといった課題があるが、ブロックチェーン技術を用いてこの課題を解決しようとしているのがRippleなのだ。そして、Rippleが発行するXRPという暗号資産(仮想通貨)は、国外送金プラットフォームRippleのなかでブリッジ通貨として使われる予定になっている。国際送金の分野は、仮想通貨の活用事例として特に注目されており、Rippleによって世界の送金事情、さらには経済活動に革命がもたらされる可能性があると期待されている。すでに世界中の金融機関との提携、Rippleの導入が進められている。

・今後注目の動き

実利用の普及が鍵

 Ripple が開発する国際送金プラットフォームは、すでに多くの金融機関への導入や提携が進んでおり、今後も普及していくと見られる。同時にXRP の利用が拡大すれば、需要増による価格上昇も期待できるだろう。

代表的なトークン

Tether(テザー)

米ドルにペッグされたステーブルコイン

 USDTは、米ドルと連動した価値を持つトークン。1ドル≒1USDTとなるように価格が固定されている。一般的な暗号資産のように価格が変動することがほぼなく、一方で法定通貨よりも取引所で使いやすいUSDTは、多くの暗号資産取引所において基軸通貨のように利用されている。プラットフォームにはイーサリアムをメインに複数のブロックチェーンを利用している。
「ストレスがないスピードで取引できれば良い」というシンプルな要件であるため独自のブロックチェーンを構築する必要がないからこそトークンとして発行されている。

・今後注目の動き

暗号資産の中心になるかも

USDT はその利便性から、誕生以来発行数が増加し続けている。時価総額ランキングではついに3位に。一般利用という観点からは、ステーブルコインの利便性は圧倒的で、ビットコイン以上に普及する可能性もある。

Binance Coin(バイナンスコイン)

取引所とともに成長

 バイナンスコインは、世界最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所であるバイナンスが発行するトークンである。バイナンス内で利用すると取引手数料が割り引かれる点が最大の特徴。
また、バイナンスが主体となって実施するIEOへの参加権利が与えられるなど、発行者であるバイナンスが同取引所内の施策によって需要と価値の向上を進めている。
 このようないわゆる取引所トークンは多くの暗号資産(仮想通貨)取引所が発行している。いずれも取引所の事業と一蓮托生の関係となっている。

・今後注目の動き

すべてはバイナンス次第

基本的に、取引所トークンの用途はその取引所内で完結している。バイナンスの事業が拡大し、BNB の利用用途が増えるほど価値も上昇していくはずだ。

OMG Network(オミセゴー)

決済と金融サービスを提供

 オミセゴーは、イーサリアムベースのトークンである。名前からも分かるように日本人の起業家が立ち上げ代表を務めるOmise社が開発元。2013年に設立後、タイ、インドネシアを拠点に東南アジアを中心にサービスを展開している。オミセゴーは銀行口座などの金融サービスにアクセスできていない層に、スマホアプリだけで利用可能な金融サービスの提供を目指すとともに、実際の店舗での決済サービスも提供している点が特徴。
 暗号資産(仮想通貨)の特徴を活かしつつ普及を目指している。

・今後注目の動き

さらなる普及を目指す

オミセゴーは、過去にマクドナルドの一部の店舗で利用されるなど、実際に活用され始めている。今後も利用範囲を拡大し、「最も実利用の範囲が広い暗号資産(トークン)」となることに期待しよう。

前回
『第1章 暗号資産(仮想通貨)とは?』

次回
『第3章 ブロックチェーンとは?』

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