2020.07.10
6-7月期月間報告 得する?損する?主要10銘柄実践投資シミュレーション
好調なアルトコイン相場 市場の様相は一変
今回は6-7月期の月間報告となります。
中間発表時にも書きましたが、前週の予想時点のビットコイン換算量とドル換算は以下のようになります。
0.0811BTC
749.661ドル
なお、前週の予想からルールを少し変更し、3銘柄へ狙い撃ちするようなポートフォリオを構成しています。それが7月9日(木)の予想時にはこのようになっていました。
0.0934BTC
878.288ドル
前回3銘柄に選んだ銘柄はチェーンリンク(LINK)、ビットコイン(BTC)、テゾス(XTZ)です。
選んだ経緯などは前回をご覧ください。https://digitalassets-online.jp/tokusyuu-tokuson5/
端的に結果を言えば、「勝利」です。
今回はアルトコインの高騰が目立っているため、ビットコインではなくビットコインSV(BSV)あたりを選べていれば「大勝利」と表現して良かったかもしれません。また、前週比で0.0123BTC、128.627ドル(約1万3,800円)増は、この企画において最も高い上昇となりました。
ルール変更の影響もあるしょうが、何よりもアルトコインが全体的に大幅な上昇を見せたことが要因でしょう。予想評価の高かったチェーンリンクが前週比30%以上の高騰を見せた点も、ルールを変更して検証した甲斐があったなと思います。
一方、10銘柄で最も低い伸び率となったのはビットコインでした。
ここ最近の動向として、暗号資産市場が上昇する時はビットコインが主に高い伸び率を記録していたため、この結果は予想できませんでした。
これらを踏まえ、月刊暗号資産online編集部の陸奥守、鈴木宙、大空翔の3人が予想した結果がこちらになります。
特徴的なのは、全員がイーサリアム(ETH)を1位銘柄として選んだことです。
近頃は分散型金融(DeFi)にブームの兆しが見え、その数多くのベースとしてイーサリムブロックチェーンが用いられていることから、暗号資産イーサリアムも好調な推移を見せているといった状況です。
また、意外だったのはバイナンスコイン(BNB)が2位にランクインしたことです。
これまでは3人の中でそこまで高い評価を見せてこなかった同銘柄。
実際、陸奥以外は9位と下位予想していますが、鈴木の点数は逆転して反映されるため、このような結果になりました。
なぜ鈴木の点数が逆転して反映されるのかについては初回のルール説明をご覧ください。https://digitalassets-online.jp/tokusyuu-tokuson1
発行元の暗号資産取引所・バイナンスは7月に創立3周年を迎え、ますます動きを加速させていることから、少し注目した方がいいかもしれませんね。
以下が3人の予想コメントです。
陸奥「今回はアルトコインの価格急伸を受け、来週1週間はアルトコインが落ち着きを見せる反面、この1週間を通して安定していた銘柄、BTCとETHがさらに続伸すると予想。但し、BNBについては、バイナンスから何らかの発表があると踏んでの2位予想。利確を重視した予想である」
鈴木「今週はアルトコインの価格が急伸! 独断と偏見で来週はイーサリアムが伸びる予感!」
大空「分散投資に向いている価格の低いアルトコインを中心に価格が上昇した翌週は、少し落ち着いた推移をたどるのではないか。しかしそれでも全体的には微増するものとみられる。特にイーサリアムは安定して伸びていくとみた」
この結果を受け、前週割り振った資産を1度全てテザーに戻し、再分配します。
今回1位のイーサリアムに5割、2位バイナンスコインに3割、3位のビットコインに2割ずつテザーを割り振ることになりました。
以下がその結果です。
- ETH→1ETH=247.230USDTで、1.776ETHに交換
- BNB→1BNB=17.057USDTで、15.430BNBに交換
- BTC→1BTC=9,398USDTで0.018BTCに交換
ピックアップした3銘柄の動向も気になりますが、大きく動き出した暗号資産市場全体の動きも非常に重要なものとなっていきます。今年の暗号資産市場における転換期にもつながる可能性があるでしょう。
さて、ここからは1ヶ月間の最終結果を報告します。
6-7月期の最終結果はこのようになりました。
今月はビットコイン換算でもドル換算でもプラスという結果になりました。やはり7月2日の予想で1位に据え、最も価格が上がったチェーンリンクに投資していたことが月の結果にも大きく反映された格好です。
集計時のレートにすると、約4,600円のプラスということになりました。
ビットコイン換算でもドル換算でもプラスという結果は、本企画において初めてのこととなります。
この1ヶ月はビットコインを中心に軒並みの暗号資産のボラティリティが低いまま推移していきましたが、だんだんとアルトコインが勢いを見せたことで市場全体に活気が生まれるようになりました。
この企画で追っている10銘柄においても様々なトピックがあり、今後に期待が持てるような締めくくりになったと思います。
さて、次回は8月7日に7-8月期の中間報告を行う予定です。
果たして来月も『得する』のか、それとも『損する』のか、結果をお楽しみに!
本企画は投資“シミュレーション”
となっています。
あらかじめご了承ください。