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ソフトバンク、Oasysのバリデータとして参加 ブロックチェーンサービス検討へ

ソフトバンクは16日、国内発のゲーム特化型ブロックチェーンであるOasysのバリデータとして参画すると発表した。

ソフトバンクは発表で、Web3.0の考え方に基づいた新たな経済圏が構築されていく中で、既存のインフラやサービスにおけるWeb3.0への対応、ユーザーの保護など様々な観点で課題があると指摘。その上で、Web3.0の社会実装を目指してOasysにバリデータとして参画するとともに、ブロックチェーンサービスの検討などに取り組んでいくと説明した。

ソフトバンクの常務執行役員兼CIOである牧園啓市氏は、「Oasysの柔軟でユーザー中心のアーキテクチャーは、ユーザーとIPコンテンツの保持者の双方のニーズを満たすものであり、非常に期待しています」とコメント。さらに、「Oasysとの連携を通して、Web3の社会実装や社会課題の解決などに向けた取り組みを推進していけることを楽しみにしています」と続けた。

また、Oasysもプレスリリースで、今後ソフトバンクと幅広い連携を検討していくと述べている。

Oasysのディレクターである森山大器氏は、「ソフトバンクにOasysのビジョンに共感いただき、Web3事業パートナーとして選定いただいたことは大変光栄です。まずはバリデータとして参画いただくことで、Oasysチェーンの安定性およびエコシステムの拡大に繋げることはもちろん、さらなる展開として事業での連携も見据えています」と語った。

なおOasysによると、追加バリデータとして今後ソフトバンクを含む4社が参画するという。全ての企業の参加が完了すれば、Oasysのバリデータは25社となる。

Oasysは初期バリデータとして21社が参加し、昨年12月にメインネットをローンチした。メインネットのローンチに伴い、5つの海外暗号資産(仮想通貨)取引所でネイティブトークンであるOASが上場している。先月には国内暗号資産取引所ビットバンクがOASの取扱いを近日中に開始すると発表した。

また、Oasysは2028年までに完全DAO(分散型自律組織)化を目指すと表明ししている。今回の発表においても、中期的にはOasysネットワークのさらなる分散化のため、カウンシル(協議会)での議論を通じてバリデータ参加を一般に解放することも含め検討する予定だと説明している。

画像:Oasys

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