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NECが「web3コミュニティ」を開設 来春に共創パートナーの募集開始

NEC(日本電気株式会社)は27日、Web3.0ビジネスを共創する「web3コミュニティ」を開設すると発表した。

プレスリリースによると、世界トップクラスの生体認証をはじめ、秘密計算、ブロックチェーンなどの技術を活用し、プライバシー保護とデータ利活用が両立した安全で安心なWeb3.0の実現に取り組むため、「web3コミュニティ」を開設する。2023年4月より共創パートナーの募集を開始するという。

本コミュニティを通して、NECの技術と共創パートナー企業の幅広いアイデアや知見、技術を組み合わせ、様々なユースケースや新しいサービスを創出することで、安全で安心なより良い社会の実現に貢献していくと述べている。

コミュニティの開設に先駆けて、2023年2月17日19時より共創パートナー企業を対象としたプレイベントを開催する。コミュニティの紹介、ゲストスピーカーによる「web3時代における個人主導のパーソナルデータ流通と企業のデータ利活用」をテーマにしたセッションや、懇親会などを実施する予定だ。

Web3.0コミュニティを開始する背景として、近年、リアルとバーチャルが融合したバリューチェーンが構成され、ヒトと企業、企業と企業が様々なデータを基にデジタル上でつながろうとしていることがあると説明。NECは、本コミュニティの活動を通じ、共創パートナー企業とともにデジタル上のデータプライバシーを保護しながら、ヒトと企業、企業と企業の間のデータ利活用を促進させ、様々な社会課題を解決するサービスや事業の創出を目指す。

「web3コミュニティ」ではサブテーマを設け、共創パートナー企業と共同でのユースケースの創出を行う。サブテーマは下記の3つとなる。

  • ヒトの感性や価値観をデジタル化し、新たな価値を創造
  • デジタル・アイデンティティを活用した、新たな価値創造
  • 信頼性のあるデータ流通で持続可能な新たな価値創造

具体的な活動内容としては、参加メンバーの企業における取り組みの発表や共有、議論などの事例発表に加え、特定のテーマを設定し、より深掘りしたディスカッションや実証実験を実施する分科会、特定のテーマについての新しいアイデアを生み出すためのアイデアソン、NEC保有技術のハンズオン体験を通して、データ所得・保護・利活用の理解を深めることなどを挙げている。

画像:Shutterstock

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