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スターバックスがWeb3.0体験プログラム「スターバックスオデッセイ」を開始

大手コーヒーチェーンの米スターバックスは8日、Web3.0技術などを活用した新しいメンバーシッププログラム「スターバックス・オデッセイ(Starbucks Odysse)」のベータ版を米国の顧客と従業員、ウェイティングリストメンバーの一部に向け開始したことを発表した。

また、このプログラムでは今年9月の発表で予告していたポリゴン(Polygon)を基盤技術として採用している。

スターバックス・オデッセイは「ジャーニースタンプ」というNFT(非代替性トークン)や「オデッセイポイント」を獲得・購入し、新しい特典と没入型のコーヒー体験を可能にするWeb3.0領域のプログラムだ。スターバックスの商品を購入することで獲得できるスターを集める「スターバックスリワード(Starbuck Rewards)」の拡張版に位置付けられているもので、ログイン情報はそのまま使用できる。そのため、スターバックス・オデッセイを利用するにはスターバックスリワード会員になる必要がある。

ログインすると、コスタリカにおけるスターバックスのコーヒー農園「ハシエンダ・アルサシア」のバーチャルツアーや、スターバックスの歴史に関するトリビア、さらに「スターバックス・フォー・ライフ(Starbucks for Life)」というゲームなど、多くの体験が可能になるという。

バーチャルツアーや各アクティビティは、コーヒーやスターバックスの歴史、ポップカルチャーについて楽しく学べる方法だとし、「スターバックスで新しいお気に入りのコーヒーを見つける機会にもつながる」と説明している。

体験を終了して貰えるスタンプを集めると、メンバーのポイントの合計により、他では体験できないユニークな特典や体験も得ることができるという。特典や体験は3段階あり、レベルが高くなるほどよりリッチかつユニークなものになるようだ。

最初のジャーニースタンプはスターバックスの歴史とクラシックなデザインにインスパイアされたものとなっている。シアトルのパイクプレイスマーケットに初出店したことや、今年の「Gift-Wrapped Magic」ホリデーカップにおけるアートとモチーフが含まれているという。

2023年にはスターバックス・オデッセイ内でデジタル収集可能な限定版スタンプ(NFT)をクレジットカードで購入することも可能になる。暗号資産(仮想通貨)やウォレットは必要ない。購入した各デジタルコレクションスタンプにはボーナスポイントが含まれており、ユニークな特典や体験を解放する際に使用できる。

この限定版スタンプは「スターバックスの過去、現在、未来の視覚的要素を織り合わせた美しいレイヤード・アート作品として、新たな一面を表現する」と説明。また、限定版スタンプの販売にはチャリティー要素も含まれるという。

画像:Shutterstock

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