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スターバックス、2022年中にNFT事業に参入へ

大手コーヒーチェーンのスターバックスが、2022年末までにNFT(非代替性トークン)事業に参入する計画が明らかになった。4日に行われた公開イベントで発表された。

公開イベントは、Howard Schultz氏がスターバックスのCEOに再任した初日と同時に行われ、世界中から1万5,000人ほどの従業員らが参加した。

なお、同氏がスターバックス社のCEOに就任するのは今回が3回目となる。

Schultz氏はイベントで、「NFTのプラットフォームや事業を始めようとする企業やブランド、有名人やインフルエンサーを見ても、スターバックスが保有するコレクションや企業全体の歴史などに比類するような資産の宝庫を持ち合わせるものはない」として、スターバックスがNFT事業において成功する立場にあると語った。

また、Schultz氏はNFTを活用したデジタルイノベーションにもすでに取り組んでいることを伝えた。事業内容などの具体的な詳細は数週間のうちに公開される予定だという。

スターバックスは、今までにも積極的にブロックチェーンを取り入れる姿勢を見せてきたことでも知られている。

例えば、同社は暗号資産ウォレット等を手がけるBakktが昨年ローンチした「暗号資産ウォレット・報酬プログラム」にも参加している。このプログラムを通じて、ユーザーはBakkt内に保有している資産を利用してスターバックスカードをチャージできるようになった。

昨年のブームをきっかけに、世界各国でNFT事業に参加する企業が後を立たない。最近では米マクドナルドが人気商品「McRib」の復活を記念して限定NFTをローンチしたばかりだ。他にもNIKEやNBAなど、NFT事業に足を踏み入れる大企業・団体は少なくない。

なお、このような大企業によるNFT事業への参入は今後メタバースが主流になっていくためであるという見方もある。今後も、NFTやメタバース事業に参加する企業の動向を注視していく必要があるだろう。

画像:Shutterstock