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フレアネットワーク、暗号資産フレア(FLR)を来年1月に配布へ

XRPの分散台帳「XRPL(XRPレジャー)」上でスマートコントラクトの実装を目指すフレアネットワーク(Flare Network)は1日、XRPの保有者に対して配布される予定のフレア(旧スパーク:FLR)について、「トークン配布イベント(Token Distribution Event=TDE)」を来年1月9日に実施することが確定したと発表した。同日から2週間以内にFLRを顧客へ配布することを暗号資産取引所に要請したという。

FLRはフレアネットワークのネイティブトークン。XRPと同量となる1,000億FLRが発行され、そのうち450億FLRが配布される予定だ。2020年12月12日にXRP保有者を対象に行われたスナップショットに基づき、1対1の割合で配布される。

これまで、フレアネットワークは各国の暗号資産取引所と協議を進め連携してきた。その結果、1月9日から2週間以内にFLRを顧客に配布することに同意した主要な暗号資産取引所は以下の通りだ。

  • バイナンス(Binance)
  • オーケーエックス(OKX)
  • クラーケン(Kraken)
  • クーコイン(KuCoin)
  • フォビ(Huobi)
  • ビットフィネックス(Bitfinex)など計27社(12月2日現在)

また、日本の暗号資産取引所については、FLRの流通をサポートできるよう、JVCEA(一般社団法人日本暗号資産取引業協会)および金融庁の認可を得るために以下の6社が取り組みを進めていると発表した。

  • ビットバンク
  • コインチェック
  • SBI VCトレード
  • Huobi Japan
  • DMM Bitcoin
  • ビットポイント

当初は今年6月12日までに上場承認された場合にFLRの配布を行う予定であったが、フレアネットワークとの協議を経て、1年間期限が延長した。今年8月にはbitFlyerやビットバンクなどがFLRの取扱いについて発表を行なっている。

なお、FLRは期間内に顧客に配布することを確約した取引所のみで配布されるという。そのため、トークン配布イベント実施から6ヵ月以内にその確認が取れない場合、フレアネットワークが配布予定のトークンを焼却(バーン)すると述べている。

フレアネットワークによると、現時点で確認中の段階にある主要取引所は以下の通りだ。

  • コインベース(Coinbase)
  • イートロ(eToro)
  • Binance US
  • bitFlyer
  • Amber Japan(旧ディーカレット)
  • サクラエクスチェンジビットコイン(旧Xtheta Inc.)など計8社

フレアネットワークによると、破産を申請しているFTXやセルシウス(Celsius)、ボイジャー(Voyager)などのユーザーに対する配布ついては、現在関係各位と連携を取り検討している段階だという。しかし、破産手続きの複雑さを加味すると、解決まで長時間を要する可能性があると説明している。

画像:Shutterstock

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