2022.11.30
大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)は30日、日本市場へ参入すると発表した。
また、国内で暗号資産取次サービスを手がけるサクラエクスチェンジビットコイン(SEBC)も30日、発行済み株式の全てをBinance(AP)Holdings Limitedに譲渡すると発表。サクラエクスチェンジビットコインの代表取締役にはPayward Asiaの元代表取締役社長である千野剛司氏が就任する。
これに伴い、バイナンスは日本居住者の新規ユーザー登録を停止すると発表した。発表によると、日本時間30日17時より、日本居住者はバイナンスにおいて新規のユーザー登録ができなくなる。
なお、新規ユーザー登録の再開時期については、続報を掲載する予定だと説明した。
バイナンスは発表で、「SEBCを通じて日本規制のサービスを提供することで、暗号資産に対する責任あるグローバルな環境をサポートすることを目指す」と述べている。また、バイナンスのCEOであるCZ(Changpeng Zhao)氏は、「金融庁に登録されているサクラエクスチェンジビットコインの買収は日本市場への進出にコミットしている」と述べた。
現時点では以下の取引ペアをサポートする。
今年9月、バイナンスが日本市場参入を検討しているとBloombergが報じた。その際、暗号資産交換業者への登録を金融庁に申請する検討を行っていることが複数の関係者の話として明らかになっている。
バイナンスは過去にも国内暗号資産取引所TaoTao(現SBI VCトレード)と提携に向けた交渉を開始し、日本市場への参入を模索していた。
画像:バイナンス