2022.10.28
シンガポールを拠点としてGameFiプラットフォーム「PlayMining」を提供するDigital Entertainment Asset Pte.Ltd(DEA)は27日、株式会社テレビ東京と業務提携推進で合意したことを発表した。
また、テレビ東京は発表で、DEAに対し220万ドル(約3億円)の出資を行うことを明かした。出資を通じて、テレビ東京が手掛ける番組やコンテンツから派生するキャラクター等を用いたゲームや商品化ビジネスの拡大を目指す。
DEAは2018年に設立。GameFiプラットフォーム「PlayMining」を運営しているほか、ゲーム内で使用することができる独自暗号資産(仮想通貨)DEAcoin(DEP)を発行している。すでに自社プラットフォームでP2E(Play to Earn)型カードバトルゲーム「JobTribes」など3つのNFT(非代替性トークン)ゲームを運営しており、世界100ヵ国以上で250万人以上のユーザーを抱えている。
また、NFTマーケットプレイス「PlayMining NFT」やメタバースプロジェクト「PlayMining Verse」を展開するなど、ブロックチェーンを活用した取り組みを加速度的に進めている。
テレビ東京は、中期経営計画でテレビ局の経営環境変化に対し、配信、アニメ、イベント、通販などの「放送外事業」を成長させ、収益構造改革を進めていくと説明している。次世代コンテンツを含めた新規事業を強化する一環として、積極的投資も戦略に掲げ、メタバース、コンテンツ・IP開発、イベント、マーケティングなどの様々なエンタテインメント分野における競争力を高めていく。
テレビ東京の石川一郎代表取締役社長は「テレビ東京は、報道、アニメ、ドラマ、バラエティ、スポーツなど様々なジャンルの番組・コンテンツを制作していますが、NFTなど『Web3.0』と呼ばれる最新のデジタル技術を学んで、より皆さんの役に立ち、楽しんでもらえるようにしていきたいと考えています。DEA社との提携をその第一弾ととらえており、これを突破口に新分野に積極的に取り組んでいきます」と述べた。
また、DEAのファウンダー兼CEOの吉田直人氏は「Web3エンタメで世界No.1を目指している弊社DEAにとって、アニメなどコンテンツビジネスに実績があるテレビ東京様とのパートナーシップは大変心強く感じております。全く新しい次世代のWeb3エンタメコンテンツを一緒に作っていけること、今後の展開が本当に楽しみです」と語っている。
画像:DEA