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ガイアックスとエコノミクスデザインがDAO事業で提携

株式会社ガイアックスは18日、株式会社エコノミクスデザインとDAO(自律分散型組織)事業の立ち上げ・コンサルティング領域における業務提携に合意したと発表した。

この提携により、DAOの立ち上げ・運用・システム導入を得意とするガイアックスと、経済学に基づいたエコノミクスの設計を得意とするエコノミクスデザインが、DAOの要となるガバナンスとトークンの設計の2点において一気貫通で支援することが可能になるという。

両社で得意な領域に集中・協業することで、日本においてDAO事業の開発を加速・拡大させることが目的だという。

従来のピラミッド型組織では中央に意思決定を行う存在があったが、DAOでは中央に意思決定者が存在せず、掲げたビジョンに対して賛同するメンバーが自律的に活動し、ビジョンの達成を目指す。また、組織内での意思決定はメンバー間による投票で決定される。

その際に重要となるのが報酬となるトークンと、貢献度を示し投票に重みをもたらすガバナンストークンだと両社は指摘する。トークンの保有量がサービスの意思決定に影響を及ぼすため、トークンエコノミクスでの設計はDAOと運営するサービスにおいて重要となる。

一方で、DAOはまだ新しい概念であることに加え、ブロックチェーンへの理解も必要なことから立ち上げに必要な知識やマインド、運営方法等が模索されていると現状を説明した。

ガイアックスはDAO型シェアハウス「Roopt 神楽坂DAO」やNPO法人をDAOへ移行支援を行なっているほか、今年8月に始動したWeb3.0に特化したシェアオフィス「CryptoBase@NIB SHIBUYA」の立ち上げを行うなど、様々な実績を有する。

また、エコノミクスデザインはトップクラスの経済学者が集い、顧客データ分析、取引市場の設計、アルゴリズムの開発、意思決定方式の設計など、企業や政府の様坂な課題を専門知で解決してきた。

最近では国内最大級の美容口コミプラットフォーム「LIPS」のクチコミの商品評価点数のアルゴリズムや、月間3,500万人が利用する情報サービス「mybest」の評価手法を設計・開発した。今回のガバナンスとトークノミクスの構築は、制度設計(メカニズムデザイン)の専門家がチームで担当するという。

今回の発表において、ガイアックス開発部部長で日本ブロックチェーン協会理事の峯荒夢氏は、「DAOのルール設計に経済学を始めとするアカデミアの知見を取り入れることで本当に成り立つ自律分散型組織の実現へ大きな力となります。共に今後世界を変えうるDAOを生み出していくことを楽しみにしております」と述べた。

画像:ガイアックス

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