2022.07.30
東京ドームは29日、ホテルの宿泊券と高級スパの利用券をNFT(非代替性トークン)化して発売することを発表した。
東京ドームは今回、三菱UFJ信託銀行(MUFG)の提供する「Token Manager」「Token Wallet」β版を使用する。同プラットフォームはNFTを用いて、株主優待等の特典や、特定のアセットやサービスの利用券や会員権といった権利をUT(ユーティリティトークン=デジタル優待権)として発行することが可能だという。UTを発行する東京ドームは、「Token Manager」でUTを発行・管理し、その権利者は「Token Wallet」上でUTを受領した上で権利を行使できる。
東京ドームシティでは、現在デジタル技術を活用した認知拡大や魅力の向上、ファンエンゲージメントの強化に向けた取り組みを推進している。UTの活用が、デジタルアセットマーケットのユーザー特性把握や、エンゲージメントの構築、親和性の確認など、東京ドームシティの顧客拡充に結びつくことに期待しているという。
今回発行されるUTは、下記の2種類となる。
なお、同じく7月よりMUFGは「不動産のデジタル証券~草津温泉 湯宿季の庭 木の葉~(譲渡制限付)」に付帯したUTも開始するが、東京ドームとの取り組みでは、特定のST(セキュリティトークン)に紐づかない独立したUTの発行であるという。
STとUTを一体的に発行したい事業者や、ファンコミュニティ作りやマーケティング目的でUTを発行したい事業者も一定期間、無償で「Token Manager」「Token Wallet」β版を利用可能とする予定だ。
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