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台湾スマホメーカーHTC、メタバース対応の「Desire 22 pro」を発表

台湾のスマートフォンメーカーであるHTCは28日、新たにメタバース対応型の最新型スマートフォン「Desire 22 pro」を発表した。

HTCは独自開発するメタバース「VIVERSE」をすでにリリースしており、今回発表されたスマートフォンと連動して利用することができるという。

また、HTCのウォレットであるVivewalletsもスマートフォンで利用可能となっており、スマートフォンではビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)等の暗号資産(仮想通貨)の管理からNFT(非代替性トークン)の管理、アバターの作成等まで行うことができるようになっており、スマートフォン1台で様々なことが網羅できるようになっている。

HTCは2018年10月に「Exodus 1」と呼ばれるブロックチェーン型のスマートフォンをリリースしている。また、2019年には廉価版「Exodus 1s」をリリースしたものの、その後ブロックチェーンに対応した最新型スマートフォンのリリースはなかった。今回、その最新版が満を持してリリースされた格好だ。

Desire22 proのスペックは、画面サイズが6.6インチとなっているほか、8GB RAMの128GBのストレージを備えており、バッテリーパワーも4520mAhとなっている。価格は1万1990台湾ドル(約5万5,000円)で販売される予定で、日本での販売は現段階で予定されていない。

同様の事例では、ソラナラボ(Solana Labs)が23日、Web3.0対応のスマートフォン「Saga」のローンチを発表し、注目を集めている。このスマートフォンには、Web3.0ソフトウェア開発キット「Solana Mobile Stack(SMS)」のほか、Desire 22 proと同様、暗号資産ウォレットも搭載されている。2023年初頭に発売する予定で、価格は1000ドル(約13万6,000円)を想定しているという。

今後、Web3.0やメタバースに関連した動きが強まるにつれ、ブロックチェーン対応のスマートフォンに関する事例も増加していくものとみられる。

画像:Shutterstock

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