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ブロックチェーンスマホEXODUS、安価な新モデル登場

台湾のスマートフォンメーカー「HTC」は19日、ビットコインネットワークをサポートするブロックチェーンスマートフォン「Exodus 1s」を発表した。
同社は2018年10月に「Exodus 1」と呼ばれるブロックチェーンスマホを発表しており、今回のExodus 1sはその廉価版になる。
一般的なスマートフォンとは異なり、Exodus 1sには予め暗号資産ウォレットが組み込まれ、ビットコインのフルノードを立てる機能も追加される見込みだ。
このウォレットはビットコインの他にもライトコインやイーサリアム、イーサリアムベースのERC-20、ERC-721トークンなど、他の暗号資産を保存できる仕様となっている。
Exodus 1sの基本スペックは、SoC(System-on-a-Chip)がSnapdragon 435、メモリ4GB、64GBのストレージ、5.7インチ、3000mAh電池、720p解像度、OSはAndroid 8.1 Oreoが搭載されており、昨年発売されたExodus 1と比べると控えめとなっている。
スペックが抑えられた分、価格は219ユーロ(約2万7千円)と安価になっており、まずは欧州、台湾、サウジアラビア、アラブ首長国連邦で販売される予定だ。
なお、Exodus 1sの発表に伴い、同社の「最高分散型責任者」(Decentralized Chief Officer)を務めるPhil Chen氏は、以下のように述べている。
「フルノードを立てることはビットコインネットワークを強くするために最も重要なことであり、私達はあらゆる人にとってノードを立てるための参入障壁を低くしました。ノードは単なるコンピュータであり、私達はモバイル(スマートフォン)でP2P決済システムの基礎となっているグローバルなビットコインネットワークにいつでも参加できます」