2022.04.19
日本円連動ステーブルコイン「JPYC」を取扱うJPYC株式会社は18日、アスターネットワーク(AstarNetwork)のチェーンに対応したと発表した。
これを記念し、アスターネットワークを使用するために必要となるASTRトークンのプレゼントキャンペーンを開始するという。JPYC Apps(JPYC株式会社運営のJPYC販売所)でアスターネットワーク上のJPYCを購入すると、先着10,000名に1ASTRトークンが配布される。
今回の取り組みにより、JPYCユーザーは簡単にAstarNetworkのエコシステムに参加できるようになるという。
JPYCは暗号資産(仮想通貨)に分類されるものではないが、イーサリアム規格の「ERC20」を活用した前払式支払手段の日本円連動ステーブルコインとして知られる。
これまでにイーサリアム(ETH)、ポリゴン(MATIC)、Shiden Network(SDN)、Gnosis(GNO)、アバランチ(AVAX)の5種類のブロックチェーンに対応している。今回、これらのネットワークの他にアスターネットワークへ対応した形となる。
JPYCは暗号資産取引所や本人確認が不要で、公式サイトによれば「本屋で図書カードを購入するのと同じ」扱いになる。ただし、MetaMaskなどの個人ウォレットは必要だ。
JPYCは昨年12月、松屋銀座の対象売場にて利用が可能になったことでも話題となった。着実に利用シーンは増加しており、日本円に連動したステーブルコインの先駆けとして注目度は増している。
一方で、今回対応されることになったアスターネットワークも日本発のパブリックブロックチェーンとして、多くの注目を集めている。
今年1月にメインネットをローンチし、ポルカドットのパラチェーンオークションにおいて、世界で3番目にスロット(枠)を獲得した。アスターネットワーク上で発行される暗号資産ASTRは、バイナンス(Binance)やフォビグローバル(Huobi Global)などで取扱いが開始している。
画像:JPYC