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NFTマーケットプレイス・OpenSea、ソラナ規格のNFTへの対応を示唆

NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスOpenSeaは30日、公式Twitterを通じてソラナ(Solana:SOL)基盤の NFTのサポートを示唆した。

OpenSeaは、16秒間のティザー動画を投稿し、ソラナ基盤のNFTのサポートが間近に迫っていることを予告。キャプションには「The best kept secret in web3」とあり、ティザー映像ではNFTのコラージュの中に「wen solana?」というテキストが表示され、その後「April 2022」と記載されている。

https://twitter.com/opensea/status/1508851483449585670

具体的な日付は不明だが、今回の発表は、世界最大規模のNFTマーケットプレイスが、まもなくソラナに対応するということを裏付けるものと言える。

ソラナ基盤のNFTサポートについては、今年1月にOpenSeaのウォレット機能への統合を想起させる動きが見られいた。技術系ブロガーのJane Manchun Wong氏は、OpenSeaのWebサイトをエンジニアリングした際に、サポートされるブロックチェーンとしてソラナへの言及を見つけ、それをオンラインで公開していた。

OpenSeaは2022年3月に160万ETH(記事執筆時点で6,600億円相当)を超える取引量を記録するなど、依然として世界有数のNFTマーケットプレイスとなっている。

現在、ソラナ基盤のNFTの販売量は Magic Edenが大きくリードしている状況だ。Magic Edenは今月初め、2700万ドル(約32億8,800万円)のシリーズA調達に成功するなど、今後さらに勢力を拡大させようとしている。OpenSeaがソラナ規格のNFTに対応することで、Magic Edenの市場シェアに大きな影響を与える可能性が考えられる。

実現した場合、ソラナはイーサリアム、Polygon(ポリゴン)、Klaytn(クレイトン)に次ぎ、OpenSeaでサポートされる4番目のブロックチェーンとなる。

ソラナは2020年3月にローンチされたブロックチェーンで、1秒間に5万件ものトランザクションを処理することができることから、イーサリアムの機能を凌駕する「イーサリアム・キラー」の筆頭として注目を集めている。

暗号資産(仮想通貨)SOLの価格も昨年より大きく上がっており、記事執筆時点で時価総額順位は9位となっている。今年2月には、国内暗号資産取引所Liquidにおいて取扱いが開始し、国内ユーザーの取引も可能となった。

画像:Shutterstock