2022.03.24
ブロックチェーン技術を用いたNFT事業支援を行なうdouble jump.tokyoは23日、日本発のパブリックブロックチェーンであるアスターネットワーク(Astar Network)とパートナーシップを締結したと発表した。
今後、アスターネットワークがIP(知的財産)およびNFT(非代替性トークン)領域に力を入れていく中で、エコシステム拡大のため協業をしていく。
アスターネットワークは日本人起業家の渡辺創太氏がCEOを務めるシンガポールを拠点する企業・ステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)が開発するブロックチェーンだ。ポルカドット(Polkadot=DOT)のパラチェーンとして昨年12月に世界で3番目に接続が完了したプロジェクトである。
米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)、Polychain、Alameda、GavinWoodなど複数の投資家から約25億円を調達している。過去にもバイナンス(Binance)やOKX、フォビ(Huobi)などからも資金調達を受けている。
アスターネットワークは今年1月中旬にローンチされたが、現在プロトコルに預けられた暗号資産の総額である「Total Value Locked(TVL)」は約1,000億円となっており、ポルカドットのエコシステムとしては最大規模となるなど、急成長を見せている。
double jump.tokyoはブロックチェーン技術を用いたゲーム、アセットの開発、運営と販売を行なう企業だ。ブロックチェーンゲームでは「My Cripto Heroes」「BRAVE FRONTIE HEROES」などの開発、運営を行っており、NFT関連実績としては手塚プロダクションの「From The Fragments of Tezuka Osamu」、スクウェア・エニックス(スクエニ)の「資産生ミリオンアーサー」や書道家武田双雲氏の「Crypto双雲」などが挙げられる。
またメタバース連携支援のNFT事業支援サービスとして「NFTPLUS」を提供し、複数人で秘密鍵を管理できるビジネス向けNFT管理サービス「N Suite」の提供と開発も行なっている。
double jump.tokyoはアスターネットワークと提携に至った理由として、ブロックチェーンの成長速度、コミュニティの活性化、Gas代(手数料)が低価格、環境への配慮などがあると説明している。
今後、double jump.tokyoはパブリックチェーンの選択の中でアスターをメインにするという。そして、IP(知的財産)を活用したNFTコンテンツを展開、創出していく予定だ。
なお、アスターネットワーク上でのNFTプロジェクトは近日中に公開するとしている。
画像:double jump.tokyo