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チェイナリシス、暗号資産用いた経済制裁逃れ防ぐツールを無償提供

ブロックチェーン分析会社チェイナリシス(Chainalysis)は10日、暗号資産(仮想通貨)業界向けに経済制裁対象のアドレスを判別する審査ツールの無料提供を開始した。

チェイナリシスは同ツールの提供を開始した背景として、ロシアによるウクライナ侵攻を挙げた。

現在、ロシアはSWIFT(国際銀行間通信協会)から一部銀行が排除されるなど、各国から厳しい経済制裁を受けている。その経済制裁を逃れる手段として、暗号資産を用いる可能性が各国政府などから懸念されている。こうした状況から、チェイナリシスは経済制裁対象になっている暗号資産アドレスを判別するソリューションを提供する。

これにより、DeFi(分散型金融)やDEX(分散型取引所)、DAO(分散型自律組織)などの構築者をはじめ、暗号資産取引を行う個人が経済制裁リストに掲載されているアドレスかどうかを見極めることが可能となった。

チェイナリシスによれば、これまで従来の金融機関や中央集権的な暗号資産取引所においては同社のツールが導入されてきたものの、DeFiなどの分散型サービスではこうしたソリューションが用いられてこなかったと指摘。そのため、より広範なサービス事業者が追跡ツールなどを使用できるようにしたと説明する。

チェイナリシスは、「ロシアによるウクライナ侵攻を受け、世界各国が経済制裁を強化するなか、経済活動を促進する企業にとって制裁対象をスクリーニングすることは、これまで以上に重要だ」と述べる。

ブロックチェーンの透明性を活かしスクリーニングすることで、暗号資産が経済制裁逃れの抑止力につながるだろうと語った。

画像:Shutterstock

                                   
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