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米ゲームストップ、NFTマーケットプレイスを創設か

米ゲームソフト販売会社ゲームストップ(GameStop:GME)が、NFTマーケットプレイスの創設を計画していることがわかった。7日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が情報筋の話として報道した。

この報道を受け、ゲームストップの株価は27%以上の大幅上昇を記録。これまで、ゲームストップの株価は2021年1月のピーク時から59%下落していた。なお、同社はこの件に関してコメントを控えている。

情報筋によれば、ゲームストップはNFTマーケットプレイスで、アバターの服、武器のようなゲーム内アイテムのNFTを売買できるようにするとのこと。この計画のために、直近数ヶ月間で20人以上を採用してチームを結成。すでにアバターの装備や武器など、ゲームに関連したNFTを売買するオンライン市場の構築を行っているという。同時に、NFTのコンテンツクリエイターやゲーム企業への投資を目的とした多くのファンド創設の可能性について、提携先と協議中だという。各ファンドの規模は最大1億ドル(約116億円)とのことだ。

ゲームソフト小売業者として大手のゲームストップが、現在テクノロジーで最も盛り上がっている分野に満を持して進出する。世界10ヶ国で4000店舗以上を展開するゲームストップがNFTマーケットプレイスをローンチすれば、大手として市場を形成する可能性もある。

NFTマーケットプレイスとして先行しているOpenSeaは昨年、企業評価が9倍の133億ドル(約1兆5,400億円)へと急成長した。現在も企業評価は上がり続けている。

ゲームストップは昨年初めに米掲示板サービス・Redditの株取引コミュニティ「r/WallStreetBets(WSB)」による集中投資などで株価が暴騰し話題となった。

しかし、その後同社の株価は低迷。その経緯から1年が経ち、今回のNFTマーケットプレイス創設は本業に関連する新規事業で企業価値を高める試みとなる。

画像:Shutterstock