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マネーグラム、暗号資産ATMを手がけるCoinmeに出資

米大手送金事業者マネーグラム(MoneyGram)は5日、投資戦略の一環として暗号資産(仮想通貨)ATM事業等を手かげるコインミー(Coinme)に出資したことを発表した。

マネーグラムは今回、コインミーの株式を4%購入した。なお、購入金額等の詳細は明らかになっていない。

マネーグラムは昨年5月、コインミーとの提携を発表。これにより、コインミーが設置する暗号資産ATMを通じて、マネーグラムユーザーがビットコインの売買を行えるようになった。

今回の発表に際し、マネーグラムのCEOであるAlex Holmes氏は、「マネーグラムは成長し続ける暗号資産とデジタル資産を現地で法定通貨に変換するための橋渡し役として機能するため、引き続き強気に臨んでいく」とコメント。

さらに、「コインミーへの投資は当社のパートナーシップを強化し、デジタル資産や暗号資産へのアクセスを拡大するという当社の共通のビジョンを補完するものだ」と述べ、「コインミーのような新興企業とのパートナーシップは、ブロックチェーンおよび類似技術の活用における業界リーダーとしての当社の地位をさらに高める」と語った。

また、コインミーのCEOであるNeil Bergquist氏も「(今回の出資は)暗号資産業界において存在感を構築するための素晴らしい機会であったと考えている。マネーグラムのグローバルなネットワークとインフラによって、我々の成長と世界展開を加速させていくだろう」と述べている。

コインミーは2014年に設立し、米国の48州で事業展開を行なっている。昨年11月には、成長著しい企業をまとめた「Deloitte Technology Fast 500」において、テクノロジー企業部門の78位に選出されるなど、急成長している企業だ。

マネーグラムはこれまで、米リップル社と送金事業で提携するなど、暗号資産関連事業者と積極的に取り組みを進めてきた。マネーグラムは今後も暗号資産関連事業を拡大させていくものとみられ、その動向に注目が集まる。

画像:Shutterstock