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GMO、NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」β版の提供開始

GMOインターネットグループは31日、傘下のGMOアダムを通じ、NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」β版の提供を開始したと発表した。

GMOはAdam byGMOについて、「NFTを活用したコンテンツ流通革命の支援を目的とした、真正性と安全性の高いデジタルコンテンツの決済・流通を実現する、NFT出品・購入のためのプラットフォーム」と説明。その上で、従来のNFTマーケットプレイスより簡単・便利に利用することができると自信を見せている。

サービス開始時点で、Adam byGMOでは総計1,192点のNFTが出品・販売されており、決済は日本円のほかイーサリアムで行うことが可能だ。

立ち格闘技のK-1で繰り広げられる名場面・名勝負を集めたオリジナルコンテンツや、人気YouTuberであるヒカル氏のコンテンツをはじめ、総勢36名の漫画家・イラストレーターによる作品等が取り扱われる。

今後、「海月姫」や「東京タラレバ娘」などの人気作品を手がける漫画家・東村アキコ氏の作品も出品予定となっているほか、近日中に一般のアーティストを含む、より幅広くユーザーが出品できる正式版を提供する予定だとしている。

また、NFTの入出庫や英語・中国語(簡体字)対応も今後のアップデートで行う予定だ。

GMOは今年4月にNFT事業への参入を表明。その後、6月にはマンガやイラストの公開・閲覧プラットフォームおよび制作ツールを手掛けるMediBang(メディバン)と資本業務提携を締結し、Adam byGMOの立ち上げに向け動きを加速させていた。

GMOの熊谷正寿代表取締役会長も「コンテンツホルダーの笑顔の為に、全力、全速力で事業展開致します」と抱負を述べ、NFT分野へ注力していく姿勢を見せていることから、加速度的に事業展開を行うものとみられる。

今年に入り海外を中心にブームとなったNFTだが、近頃は日本でも動きが加速している。

なかでも国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックはNFTマーケットプレイス・Coincheck NFT(β版)の提供を今年3月から開始しており、取扱いNFTの追加や業務提携など積極的な取り組みを行っている。

また、LINEも独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」を基盤とした「NFTマーケットβ」の提供を開始しており、31日からはキャンペーンプラットフォーム「LINEで応募」を通じて、NFTを活用した新たなデジタル景品の実証実験を開始するなど、各社においてNFTをめぐる動きが加速している。

画像:Shutterstock