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スクエア、ビットコインベースのDeFi向けサービスの開発発表

米決済企業のスクエア(Square)およびTwitterのCEOであるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏は16日、ビットコインをベースにした分散型金融(DeFi)プロジェクトを構築するための開発者向けプラットフォームを立ち上げることを発表した。

同氏によると、スクエアは「ノンカストディアルかつパーミッションレスで、分散型の金融サービスを簡単に作れるようにすること」を目的とした新規事業を立ち上げる予定だという。

さらにドーシー氏は、「私たちはこの事業を完全にオープンな形で行うつもりだ。オープンなロードマップ、オープンな開発、オープンなソース」とツイートし、スクエアの暗号資産(仮想通貨)事業を担当した幹部のMike Brock氏が、このプラットフォームの責任者になると付け加えた。

ただし、新事業を通じて具体的に何を提供するのか、どのように収益化するのかなどは明らかになっていない。また、この事業は名称が決まるまでは「TBD(To Be Determined:未決定)」と呼ばれることになっている。

現在、多くのDeFiプロジェクトがスマートコントラクトを簡単に構築できるイーサリアムブロックチェーン上に構築されている。一方ドーシー氏は、新たなプラットフォームの「主要な焦点」は、最も古く人気のあるブロックチェーンであるビットコインであるとしている。

スクエアは同プロジェクトのアカウントをTwitterとGithubで開設し、最新情報を提供していくという。

ドーシー氏はビットコインの支持者として知られている。先月5日にも、同氏はビットコインのハードウォレット開発に関して言及した。

その後、今月9日にはスクエアの製品開発責任者であるJesse Dorogusker氏がビットコインのハードウォレット開発を計画していることを発表している。

ドーシー氏の暗号資産に対する積極的な姿勢を鑑みると、今後も暗号資産関連サービスへの取り組みが強化されていくことが予想される。

画像:Shutterstock