FILPOWER、現行プラン販売を終了へ

株式会社SIGOOTは24日、これまでに提供していたストレージ1TiBあたり3年間で28FILの分配保証を行っていたマイニング契約『FILPOWER powered by Filecoin Miner』の現行保証プランの販売を4月10日をもって終了すると発表した。

SIGOOTは理由として、Filecoinメインネットの有効演算データ総量が3.5EiBを超えたことを挙げたほか、マイナー数が1600社以上となり、相対的に1TiBあたりの採掘量が減少していく傾向にあることを報告した。

また、メインネットローンチ時には1TiBあたり0.24FIL採掘できていたが、23日時点では1TiBあたり0.09FILまで減少したことも併せて報告している。

しかしその一方で、暗号資産（仮想通貨）Filecoinの価格は19日に1万円を超え史上最高値を更新するなど、近頃高騰が目立っている。

SIGOOTはこの価格高騰にも触れ、現在充分なリターンが期待できる状況にはなってきているものの、有効演算データをシーリングするための担保やGASコストも合わせて高くなってきている状況であるため、分配枚数の保証を行うには将来予測が難しい状況となっているためと説明した。

なお、すでに契約を済ませている顧客の保証枚数は変わらないとしている。4月11日以降のプランについては準備でき次第、改めて発表するとのことだ。

SIGOOTのマイニングプランはFilecoinの価格高騰に伴い、先月18日にも変更がなされている。その際、従来の1TiBあたり40FILの保証枚数が28枚へとと変更された。

こういった暗号資産のマイニング契約において保証があるという点では、SIGOOTのマイニングプランは極めて稀なものと言える。

現行のマイニングプラン終了までの日数は限られているものの、枚数保証がついているだけでなく、現在価格高騰と成長著しいプロジェクトであることを踏まえれば、参画を検討しているユーザーは早めに判断をした方がいいだろう。

画像：Shutterstock

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