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米投資アプリ・ロビンフッド 、現物取引開始へ

米国で人気の投資アプリ・Robinhood(ロビンフッド)が、暗号資産(仮想通貨)の現物を取り扱い開始する計画を発表した。18日、同社がTwitterで明らかにした。

ロビンフッドは手数料が無料であることや、小額の資金でも手頃にゲーム感覚で投資ができるアプリとして個人投資家や若者から人気を集めている。

暗号資産取引についてロビンフッドでは、一般的な暗号資産取引所と違い、現物価格に連動した価格を参照して取引する「ペーパー取引」を行ってきた。今回、ウォレット機能を実装し、暗号資産をアプリ外部のウォレットに受送信する機能を実装、現物の暗号資産を取引できるようにするという。

現在、ロビンフッドが取り扱っている暗号資産取引は、ビットコイン、イーサリアム、イーサリアムクラシック、ライトコイン、ドージコイン、ビットコインキャッシュ、ビットコインSVの7銘柄だ。

現物取引ができる銘柄の詳細はまだ明かされていない。ただ、ロビンフッドの公式Twitterでは、「ドージコインを含む、暗号資産を入出金できるサービスを提供します」と書かれているため、これまで扱ってきた銘柄が対象になりそうだ。すでに実装に向けて、ロビンフッドは開発を進めている。しかし、具体的な日程は発表されていない。

ロビンフッドは現在米国において1,300万人以上のユーザを抱えている。新たな1,300万ユーザの暗号資産現物取引市場の誕生は、流動性を高める期待が持てる。

ロビンフッドは、米国ゲーム関連会社GameStop(GME)の株価が約1万%上昇した「GameStop事件」の際に舞台となったと言われており、世界一の大富豪であるElon Musk(イーロン・マスク)氏によるドージコイン(DOGE)発言の際にもこのアプリ内でドージコインへの買いが殺到したと言われている。 

画像:Shutterstock