月間暗号資産

  • HOME
  • NEWS
  • Bakkt、新規株式公開へ

Bakkt、新規株式公開へ

ビットコイン先物を機関投資家向けに提供するBakktが、新規株式公開(IPO)に向け動き出していることが判明した。8日、Bloombergが報じた

Bakktは2019年にニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)が設立。ビットコイン先物取引以外にも、暗号資産(仮想通貨)の購入、販売、保管、使用などを行うことができるプラットフォームを提供している。

設立発表当時は、NYSEの親会社ICEが暗号資産市場に参画するということで話題になった。

新規公開・IPO(Initial Public Offering)とは、非上場・未公開の企業が株式等を証券取引所に上場させることを指す。

一方、すでに上場している企業が増資などで発行した新株や、大株主などがまとめて保有している株式を広く一般の投資家を対象に売却することを「公募・売出し:PO(Public Offering)」と言う。

Bloombergの報道によると、現在匿名の協力者からの情報としてブランク・チェック・カンパニー(特別買収目的会社)の「VPC Impact Acquisition Holdings(VPC)」と合併し、IPOを行うことについて高いレベルでの検討が行われているという。早ければ、来週にも正式な発表が行われるとのこと。

現在、Bakkt、ICE、VPCの代表者はIPOの件についてコメントをしていない。

Bloombergによると、合併後の企業は20億ドル(約2,080億円)以上の価値を持つことになると推定している。

来週に発表される可能性のあるBakktの新規株式公開が成功すれば、より巨大な暗号資産関連企業に成長することが見込まれる。

画像:Shutterstock