2020.10.23
double jump.tokyo株式会社は22日、同社が運営するブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ)」のガバナンストークン「MCH Coin」を発行することを発表した。
MCH Coinの総発行枚数は5,000万枚で、発行開始日は来月9日の12時を予定。
トークンの割当はユーザーコミュニティが50%、開発・運営が40%、マーケティングが10%となっている。
同ゲームのエコシステムの貢献者に対するインセンティブとして新たにMCH Coinを導入することにより、エコシステムの活性化や「ユーザー主体の運営」の実現を目指すという。
マイクリプトヒーローズは、歴史上のヒーローたちを集め、クリプトワールド制覇を目指すブロックチェーンゲーム。「ゲームにかけた時間も お金も 情熱も、あなたの資産となる世界」をキャッチコピーとしている。
2018年11月30日の正式リリース以来、イーサリアムベースのプロックチェーンゲームとして取引高・取引量・DAUで世界一を記録。スマートフォン・パソコンの両方でプレイでき、ゲーム内で育てたヒーローが資産となり、取引を行うことが可能だ。
今回発表された新たなガバナンストークンは、ゲーム内外において幅広く利用できるようにするため、スマートコンストラクトの共通規格「ERC-20」に準拠した設計だ。
MCH Coinの獲得方法としては、ゲーム内通貨「GUM」の消費によるクリプトニウム(Cp)を獲得し、ゲーム内コンテンツでCpを消費することでクリプトインゴット(CI)を獲得。そして、獲得したCIは、「1CI=1MCH Coin」の割合でMCH Coinに変換可能となる。
導入時には、現状の同ゲームのエコシステム貢献者に対し、Cpの初期分配が行われる。また、来月9日午前9時時点におけるマイクリアセット(ゲームアイテム)保有量に応じてCpが発行される。
なお、MCH Coinの用途としては、ゲームの運営に対する投票権や他ブロックチェーンゲームでの活用などを予定しているという。
マイクリプトヒーローズを運営する double jump.tokyoは2018年4月に創立され、ブロックチェーン技術・暗号資産(仮想通貨)を含むファイナンスにおけるノウハウを有するメンバーで構成されるブロックチェーンゲーム専業開発会社。これまでもモバイルゲームや家庭用ゲームなど、数多くのゲームを開発・運営している。
マイクリプトヒーローズを通じ、業界初のTVCMの放映を行ったほか、暗号資産取引所コインチェックとのコラボを行うなど、国産ブロックチェーンゲームとして多くの話題を集めている。
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