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コインチェック、Cryptokittiesを運営するDapper Labsと連携

国内暗号資産(仮想通貨)取引所のコインチェックは6日、世界初のブロックチェーンゲーム(BCG)「Cryptokitties」を運営するDapper Labs社とNFTプラットフォーム事業における連携の開始を発表した。

この連携により、2020年度内に提供開始を予定しているコインチェックのNFTマーケットプレイスにおいて、Cryptokitties内で流通するNFTトークンも取り扱えるようになる。併せて、Dapper Labs社が提供する次世代コンテンツ管理に最適なブロックチェーン「Flow」との連携も検討していくとのこと。

NFTは他に代替えできない、ユニークな情報を持ったトークンのことで、ゲームにおけるキャラクターやアイテムをNFTと紐づけることで、権利の所在を明確化することが可能になる。

またその性質を利用し、動産(コンテンツ・美術品・自動車)や不動産のレンディングサービスなども登場している。

Dapper Labs社は2018年に設立されたブロックチェーン事業者で、世界初のBCGであるCryptokittiesやコンテンツ管理のFlow、および「NBA TopShot」などを提供しており、現在はブロックチェーン技術を用いた新たなデジタルコンテンツの創造に向け、National Basketball Association(NBA)やNational Basketball Players Association(NBPA)、Ultimate Fighting Championship(UFC)などとパートナーシップを締結している。

同社が提供するCryptokittiesは、猫同士を交配させることで、自分だけのオリジナルな猫を生成するコレクション型のBCGだ。

配合可能パターンは数十億と言われており、希少性の高い猫が1,000万円の値で取引された実績もある。

現在までに10万を超えるユーザーがCryptokittiesを購入し、その経済効果は40億円を超えると試算されているようだ。

コインチェックは、今年 8月にNFTマーケットプレイスの事業化に向けた検討を開始することを発表しており、すでに大人気ゲーム「マインクラフト」や世界で4,000万ダウンロードを達成した「The Sandbox」の取り扱いに向け連携を図っている。

コインチェックは現在、210万人以上の登録ユーザーを抱えており、モバイルアプリのダウンロード数も国内No.1に達しているという。そのような環境にNFTマーケットプレイスを展開することで、ユーザーへのアプローチする機会を提供し、次世代の価値交換の手段となるNFT市場の拡大を目指すとしている。

画像:Shutterstock