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原因分析|ビットコイン、年初来の最安値を更新

11月15日、ビットコイン価格が急落した。
今年9月以降、6,000USドル台を維持してきたビットコインだったが、今回、前日比で15%以上の急落で一時は5,500ドル台(約63万円)まで下落するなど、今年最安値を更新している。
また、ビットコイン価格の急落を受けて他の仮想通貨も全面的に下落し、市場全体の時価総額は1日で2兆円以上減少した。
今回の急落前後に関連性のある事象としては、NYダウ平均株価・ナスダック株の続落や明日予定されているビットコインキャッシュのハードフォークなどが挙げられる(日本時間11月16日AM1:40ころの予定)。
また、本日11時時点で、投資家の心理状況を示すRSI(相対力指数)は「過剰な売り相場」であることを示す20%台を記録していた。

日刊仮想通貨の見解

今回の急落は悲観する必要はなく、あくまでも短期的に売りが先行したに過ぎないとの見方でいいだろう。
この下げ相場の主な原因は、株式市場の続落とビットコインキャッシュのハードフォークであり、どちらも一時的なイベントだ。
まず、拡大した現在の仮想通貨市場には、株式と仮想通貨の両方に投資している投資家が多いため、リスク資産である仮想通貨から一定量の資金が抜けたと考えられる。
加えて、明日未明に予定されているビットコインキャッシュのハードフォークは、計画的なものではなく開発者コミュニティの対立が要因だ。
両陣営は互いにハッシュパワーの奪い合いを演じており、短期的な先行きは不透明といえる。
しかし、いずれのイベントもあくまで短期的なもので、来月12日にはビットコインの新たな先物取引が開始されるため、今回の下げ相場でいかに仕込めるかが将来的な成果に繋がるだろう。