2018.11.08
2018年の新語・流行語大賞のノミネート候補に「仮想通貨/ダークウェブ」が選ばれた。
ダークウェブといえば、年始に発生した国内仮想通貨取引所コインチェックのハッキング事件において話題となった。
通常の方法ではアクセスすることができないダークウェブを経由して、ハッキングによって盗難にあった仮想通貨ネム(XEM)の資金洗浄が行われていた。
「仮想通貨」がノミネートされたことは喜ばしいが、なぜ「ダークウェブ」とセットであるかは同賞事務局から明らかにしていない。
12月初めに行なわれる新語・流行語大賞の中で上位トップ10入りを果たせば、選考された理由が公開されるとのことだ。
2018年1月、仮想通貨取引所コインチェックにて発生したハッキング事件が大々的にメディアに取り上げられたことで、仮想通貨と共にダークウェブの知名度も上がったと考えられる。
仮想通貨がダークウェブとセットでノミネートされたことは、世間に対しあまり良い印象を与えない可能性がある。
しかし、その一方で、新語・流行語大賞にノミネートされたことは、仮想通貨自体が日本で多くの人々に注目され、浸透している表れではないか。
事実、国内外において公的機関や金融機関も、仮想通貨の実用性に期待を持ち、人的資源や資金を投資しており、今日では仮想通貨を用いた多数のサービスが公開されている。
この流れがさらに加速し、多くの人々が仮想通貨を利用することで実生活をより豊かにしていくのではないだろうか。
今後、当局の規制が整備され、仮想通貨のダークなイメージが払しょくさることが大事だろう。