2019.09.30
7月に多額の暗号資産不正流出の被害に遭った暗号資産取引所BITPointが、本日9月30日に暗号資産の出庫(送付)サービスを再開した。
すでに法定通貨の入出金サービスや暗号資産の証拠金取引サービス、現物売買取引サービスは再開している。
また、暗号資産の入庫(預入)サービスに関しては、10月中旬以降を目処に「新しいウォレットシステムの安全性が確保できたと判断した段階において再開」としている。
新規口座開設申し込みの再開時期については未定だ。
BITPointを運営する株式会社ビットポイントジャパンは、一部サービス再開時に、被害拡大防止策・リカバリー対策や再発防止策の実施を踏まえ、段階的にサービスを再開するとしていることから、今回の暗号資産出庫(送付)サービス再開に際して一定の目処が立ったと見ていいだろう。
なお、同社は「安全性を第一にしながら可及的速やかにサービスを再開し、お客様からの信用回復に努めてまいります」としている。
上記のように、BITPointは7月にビットコインなどを含む5銘柄で、およそ30億円相当の不正流出被害を受けた。
事件が発覚した即日に全サービスを停止し、原因究明や顧客対応に努めていた。