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MakerDAO、コインベースの機関投資家向けサービスを通じて2,340億円相当のUSDCを運用へ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)は24日、DeFi(分散型金融)プロジェクト・MakerDAOが機関投資家向けサービス「コインベースプライム(Coinbase Prime)」を通じて、保有するステーブルコイン・USDコイン(USDC)の運用プログラムを開始すると発表した。

これは先月28日にコインベースが提案した「MIP81:USDCリワードプログラム」が、MakerDAOにおいて承認されたことを受け発表された。ガバナンス投票の結果、80.22%がこの提案を賛成した。

MakerDAOは保有するUSDコインの33%をコインベースプライムに移し、リワードプログラムを通じて最大年利1.5%の報酬を得ることになるという。コインベースによると、MakerDAOが保有するUSDコインの33%は16億ドル(約2,340億円)に相当する。

コインベースプライム保管期間中もUSDコインはMakerプロトコルの準備コントラクト「DAO Peg Stability Module(ペッグ安定モジュール)」に24時間365日、安全に保管され、アクセスすることも可能であると説明している。

MakerDAOはUSDコインにおける最大規模の単一保有者であり、機関投資家向けの報酬パイロットプログラムを立ち上げるために選ぶ自然なパートナーであったとコインベースは述べている。

MakerDAOのGrowth&Business Developmentであるジェニファー・センハジ(Jennifer Senhaji)氏は発表で「コインベースとは長年のパートナーだ。今回のパートナーシップは、USDコイン保有者にとって主要な選択肢としての我々の地位を強固なものにし、顧客に代わって保有するUSDコインの量を大幅に増加させるものとなる。この取引により生まれた月間収益により、Makerは分散型レール上に構築された世界的でトラストレスな金融の未来を創造するという使命を前進させることができる」と述べた。

コインベースプライムは機関投資家向けに特別に構築されたプラットフォーム。コインベースの発表によると、現時点では1万4,500を超える機関投資家が利用しているという。

画像:Shutterstock

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