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北海道余市町がふるさと納税初、返礼品にゲームNFTアイテムを提供

北海道余市町は23日、ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes(マイクリプトヒーローズ:マイクリ)」上のアイテムNFT(非代替性トークン)を納税の返礼品として提供開始したことを発表した。

NFTの返礼品は、株式会社トラストバンクが企画・運営するふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」にて提供される。プレスリリースによると、ふるさと納税の返礼品としてゲームのNFTアイテムが提供されるのは日本初となるという。

NFT領域会社で今回のプロジェクトを企画した株式会社あるやうむと、マイクリ運営会社MCH株式会社が協力した。

今回提供する返礼品はマイクリ上で使用することができるNFTアイテム。寄付金額20万円の品が1種類20枚、寄付金額3万円の品が2種類各100枚ずつの合計220枚の品が提供されるという。

20枚限定の品はマイクリの中でも最もレアなアイテムとして扱われ、ワイン樽モチーフに制作されている。また、各100枚限定の品は、余市町の名産品である赤ワインと白ワインをモチーフにしていると説明する。

受け取ったアイテムを利用することで、味方の体力を回復させることができるほか、敵を混乱状態にすることができるなど、様々な効果を得ることができるという。

余市町は先月7日にNFTアートの返礼品を提供した。今回発表した企画は、同町における第2弾となるNFTの返礼品の提供となる。

余市町の斉藤啓輔町長は「余市町のNFTに関する企画は今回が第2弾となります。 このMy Crypto Heroes 企画も大変おもしろい形での地方創生に繋がったと確信しています。 NFT業界の方々と話をしていますと、この業界は本当にポテンシャルが高いと感じており、今後、余市町としても様々な展開を共にできればと考えています」と語った。

また、MCH株式会社の若尾俊仁氏は「NFTはブロックチェーンの特性により、特定サービスの中でなく外にありさまざまな使い方ができることが特徴です。今回の事例を通して、ゲームのアイテムとしてだけでなくイベントの参加権利だったり割引券だったり…さまざまな展開に使えるNFTが生まれて世界が拡がってくれることを期待しております」と述べている。

マイクリはスマホやPCでプレイできるブロックチェーンMMORPG(Massively Multiplayer Online Role-Playing Game)で、2018年11月からサービス提供を開始。イーサリアムベースのブロックチェーンゲームとして、取引高、取引量、DAU(Daily Active Users)で世界1位を記録している。

画像:Shutterstock

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