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国内別荘シェアサービス・NOT A HOTEL、宿泊日と旅先がランダムで決まる「メンバーシップNFT」を発売へ

別荘シェアサービス業を展開する「NOT A HOTEL」が21日、NFT(非代替性トークン)メンバーシップの販売を発表した。住居兼ホテル「NOT A HOTEL」を毎年1日単位で利用できるメンバーシップを2022年夏に販売開始予定だという。

このメンバーシップはNFTとして提供され、会員証となる「MEMBERSHIP」と、鍵となる「THE KEY」の2つが発行される。MENBERSHIPを購入すると、日付の入っていない白紙のメンバーシップカードNFTが発行される。

専用サイトにアクセスすると、「毎年旅をする日」として、メンバーシップカードに利用可能な日付がランダムに刻印され、毎年その日に利用が可能となる。宿泊の3ヵ月前にホテルを利用する際の鍵NFT「THE KEY」が付与され、ランダムに決められる宿泊ホテルも同時にその時点で判明する。この宿泊する権利は建物の耐久年数と同数の47年間保持されるという。

今回販売されるメンバーシップNFTは、セカンダリーマーケットで販売できる点も特徴だ。メンバーシップそのものをOpenSea等のNFTマーケットプレイスで販売できるほか、旅行のスケジュールが合わなければ、その年に受け取るTHE KEYのみを売却する事も可能となっているという。

なお、THE KEYを受け取るためには、MEMBERSHIPに記載された3ヵ月前にメンバーシップNFTを保有する必要がある。

NFTは、年1泊できる「NOT A HOTEL(NAH)」と、3連泊できる「NOT A HOTEL EXCLUSIVER(NAHE)」の2つの種類が発行される。購入方法等の詳細については、公式サイトおよびTwitter等で後日発表するという。

販売されるNFTのイメージ
引用元:NOT A HOTEL

2020年に設立されたNOT A HOTELは、同年7月にシードラウンドで10億円を調達した。

昨年5月にはNOT A HOTELを中心としたホテルの運営とマネジメントを担う合弁会社「NOT A HOTEL MANAGEMENT株式会社」を設立。プレシリーズAラウンドでは総額8億5,000万円の資金調達を実施し、同年9月からフラッグシップ物件の那須、宮崎の物件の販売を開始した。

数億円規模の別荘を30日単位、最大12人でシェア購入できるサービスを毎年ローンチし、今まで30億円を超える販売をオンラインで行ってきたという。

47年に渡るメンバーシップをNFTで販売するという画期的な試みと言える。そのため、現実世界と連動したNFTの取り組みとして注目を集めそうだ。

海外では、米ニューヨーク「Flyfish Club」が会員権をNFT化し、即売した。NFTを所持する人だけが利用できる実店舗レストランとして話題を集めた。

画像:NOT A HOTEL

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