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ソラナのNFTマーケットプレイス「Magic Eden」、取引件数でOpenSea超え

ソラナ(Solana)ベースのNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「Magic Eden」における1日の取引件数が20日、世界最大の取引件数を誇るOpenSeaを超えた。記事執筆時点の21日においても、Magic EdenはOpenSeaを抑え1位となっている。

DappRadarの過去1週間データによると、取引件数において、OpenSeaが50万件に対し、Magic Edenは200万件と大きく上回った。

また、総取引額はOpenSeaが2億8700万ドル(約367億円)に対しMagicEdenは6600万ドル(約84億円)。取引ユーザー数はOpenSeaが16万人に対してMagicEdenが11万人であった。

Magic Edenの利用者は急激に増えており、過去30日で316%増となっている。

急増の要因として「OkayBears」プロジェクトの人気が挙げられる。

OkayBearsはPFP(プロフィール画像)プロジェクト。先月27日に1.5SOL(当時1SOL=約1万4,000円換算で約2万1,000円)で発行された1万点のNFTコレクションだ。現在は220SOL(1SOL=約6600円換算で約145万円)に高騰するなど、人気の高さがうかがえる。

OpenSeaで取引されている人気NFTコレクションの週間取引額では、「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」、「Azuki」、「CloneX」などを上回っている。

公式サイトによると、OkayBearsのプロジェクトチームは12人で構成されている。メンバー構成は、デジタルアーティストやイラストレーター、Webクリエイター、ゲームクリエイター、ソフトウェアエンジニアなどだ。

Magic Edenのニュースレターによると、OkayBearsを踏襲した別のプロジェクトが近日登場するという。また、「イーサリアムのNFTトレーダーが次のBored Ape Yacht Club(BAYC)を早く獲得しようとしている」と述べ、OkayBearsが次世代の注目プロジェクトであるという自信を覗かせた。

OpenSeaにおいても先月からソラナNFTの取引を開始はしているが、Magic Edenのデータによると、OpenSeaにおけるソラナNFTの売上高はMagic Edenの5.6%に過ぎないという。

画像:Shutterstock