メディアドゥとホリプロ、舞台初となるNFTデジタル特典付き公演グッズを限定販売

メディアドゥおよびホリプロは16日、今月18日より人気俳優の高畑充希さんと平祐奈さんが出演する舞台「奇跡の人」公演開始を記念し、NFT（非代替性トークン）デジタル特典付き公演グッズを販売すると発表した。

双方によると、NFTデジタル特典が舞台の公演グッズと連携するのは初の事例だという。

メディアドゥはこれまで、出版物においてNFTデジタル特典を展開してきた。今後はコンテンツホルダーの各社と共同で、広く出版物以外の物販との連携も進める方針だ。ホリプロとの連携においても、舞台をはじめ様々なジャンルでNFT関連商品の展開を検討していくと説明している。

今回発売されるグッズは、公演プログラム、トートバッグそれぞれに未公開カットを含むメインビジュアル写真のNFTが各2種類（全4種類）、コレクション可能なデジタルデータ「NFTデジタル特典」として付いてくるという。

これらのグッズはNFT特典の有無によって価格が異なる。また、いずれも数量限定となっており、なくなり次第終了となるため注意が必要だ。

NFTは購入時に同封されている特典引換カードに記載されているURLからアクセスし、引換コードを入力することで受け取ることができる。その際には、国内NFTマーケットプレイス・FanTopのアカウント登録が必要になる。

舞台「奇跡の人」は、家庭教師アニー・サリヴァンと三重苦の少女ヘレン・ケラーを題材にした作品。各国で翻訳されたこの戯曲は世界中で上演され、初演から60年以上が経った今も人気を博している名作だ。

今回のNFTデジタル特典を受け取る際に必要となるFanTopは、メディアドゥが昨年10月に発表したNFTマーケットプレイス。暗号資産（仮想通貨）に馴染みのないユーザーでも購入できるよう日本円およびクレジットカードでの決済に対応している。ブロックチェーンは米DapperLabsが手がける「Flow」を採用している。

専用スマートフォンアプリを利用すると、集めたコンテンツを3Dルームに飾ることや、AR機能で現実の風景に配置することができ、実際のコレクション品のように収集・鑑賞を楽しむことが可能だ。

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