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アルゴランド、FIFAワールドカップの公式ブロックチェーンプラットフォームに

国際サッカー連盟(FIFA)は2日、ブロックチェーンプロジェクト・アルゴランド(Algorand)を手掛けるアルゴランド社と提携し、スポンサーシップおよびテクニカルパートナーシップの契約に合意したと発表した。

これにより、アルゴランドはFIFAの公式ブロックチェーンプラットフォームになったほか、2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会の北米および欧州予選のサポーター、そして2023年に開催される女子ワールドカップ・オーストラリア・ニュージーランド大会のオフィシャルスポンサーにも就任した。

また、今回の提携を通じて、アルゴランドはFIFAのデジタルアセット戦略を支援し、FIFAは広告、メディア露出、プロモーション機会などを提供する予定だという。

FIFAの会長であるジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)氏はプレスリリースで、「アルゴランド社とのパートナーシップを発表できることを嬉しく思う。この提携は、サッカーを真にグローバルなものにするという我々のビジョンにとって重要な要素であるステークホルダーと世界中のサッカーファンに対する透明性を確保し、サッカーに投資するための持続可能な収益拡大のための革新的なチャネルを継続的に追求するというFIFAの取り組みの明確な表れだ」と述べた。

さらに「アルゴランド社との長く実りあるパートナーシップを楽しみにしている」と付け加えている。

アルゴランドの創業者である シルビオ・ミカリ氏(Silvio Micali )は、「アルゴランドは当初から、全ての人のための包括性、機会および透明性を促進する技術を構築することに重点を置いている。スポーツ界で最も世界的に認知され、卓越した組織であるFIFAとのパートナーシップは、アルゴランドブロックチェーンが世界中のサッカー体験に変革をもたらす可能性を示すだろう」と述べた。

アルゴランドは2017年に創設されたブロックチェーンプロジェクトであり、既存の金融と分散型金融(DeFi)を組み合わせた金融技術を構築する。現在、様々な国々がアルゴランドを用いた中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発に取り組んでいる。

FIFAは今年3月、暗号資産(仮想通貨)取引所Crypto.comともスポンサーシップを結んだ。Crypto.comはカタール大会の公式スポンサーに就任している。

画像:Shutterstock