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横浜ビールが地域貢献と地域活性化見据えラベルやアートをNFT化

横浜のクラフトビールメーカーである株式会社横浜ビールとNFT(非代替性トークン)マーケットプレイス関連事業を展開する株式会社イージェーワークスは21日、横浜ビールのラベルデザインや関連するアートをNFT化して販売することを発表した。

NFTを活用した新しい地域交流、地域応援のアプローチとしてNFT利用に関する取り組みを始めるという。

横浜ビールはこれまで、人・デザイン・地域を大切にしたクラフトビールの生産と提供、地域交流、地域の活性化を推進してきた。今回は新たな挑戦として、横浜ビールにまつわるアートやラベルデザインのNFT化を実施し、多くのクラフトビールファンに横浜の地ビールの魅力を伝えることが目標とするという。

また、ビール生産者やラベルデザイナーとファンをつなぎ、NFT販売の利益の一部を地域に還元する。結果、ユーザー自身が地域活性化や地方再生に貢献できるというNFTの新しい仕組み作りに取り組んでいくとしている。さらに、より付加価値の高い商品を提供する環境を整え、寄付などによる福祉関連団体への支援や社会貢献につながる取り組みも検討していくという。

ラベル第一弾は、2016年から醸造、販売をしている道志川の源流の湧き水を使用した「道志の湧水仕込(ゆうすいじこみ)」ビールのラベル。同ビールは、横浜の水源地である道志村を横浜の人に知ってもらうことで、地域資源の価値の見直しにも貢献していきたいという想いで展開をしてきた。

今回、横浜ビールの持つラベルとイージェーワークスのNFT技術により、地域支援につながる取り組みを始める。

アート第1弾は、横浜出身在住の新進気鋭の画家Kensuke Takahashiが手掛けたアートをNFT化する。横浜ビールのコンセプトやバックボーンが凝縮された作品となるという。

横浜ビールのキャラクターであるKINGをモチーフとした肖像の作品で、大きなうねりに立ち向かう「帆船」には届ける「信念」が表され、地域に根ざす「碇」を持ち、肩口からは街にビールが注がれ「浸透」していくイメージが描かれている。積み込まれた昔ながらのビールと近代のビール「樽」には、ビール文化発祥の地・横浜の地域性が表現され、随所に横浜愛が散りばめられているという。

横浜ビールは1994年に創業されたクラフトビールメーカー。ピルスナー、ヴァイツェン、アルト、ペールエール、横浜ラガーなど個性的な地ビールを製造、販売し人気を博している。桜木町で「驛の食卓(うまやのしょくたく)」ダイニングレストランを営み、地ビールと地元食材にこだわった料理を出している。

イージェーワークスは最新ICTソリューションを活用し、コンテンツ表現を実現し、昔の写真、手書きのデッサンや書道、原稿、手紙など貴重、希少価値のある資産をNFT化するというハイブリットNFT(アナログNFT×デジタルNFT)をメインとするブロックチェーンを活用したシステム会社だ。

画像:イージェーワークス