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ブロックチェーンゲーム、前年比2000%成長と判明

分散型アプリデータ企業DappRadarは20日、Blockchain Game Alliance(BGA)と「ブロックチェーンゲームのユーザーのアクティビティ(活動)が前年比2000%に成長した」という共同レポートを発表した。

レポートは2022年第1四半期(1月~3月)のデータによるもので、ブロックチェーンゲームのアクティブユーザー数は前年比2000%成長したという。

レポートでは、ブロックチェーンゲームが安定して成長していることが記載されている。

第1四半期のブロックチェーンゲームのユニーク・アクティブ・ウォレット(UAW、重複しない数)は、1日平均117万人。2021年第4四半期からは2%のみ減少している。しかし、3月だけを見ると122万人まで増えているようだ。

今回のレポートでは、Splinterlands、Alien Worlds、Crazy Defence heroesといったゲームのアクティビティが目立つとされている。これらのゲームは、3月には1日平均65万以上のUAWを記録したようだ。

特にPlay to Earn(P2E)に分類されるゲームの成長がめざましく、ゲームをプレイすることで稼ぐことができるという点に注目が集まっていると言える。また、ポリゴン(Polygon)のゲーム・アクティビティは2022年のスタート期から219%も増加しているという。

さらに、ブロックチェーンゲームが第1四半期に25億ドル(約3,200億円)の資金調達に成功したことも大きな要因となっているようだ。このペースで資金調達が続けば、ブロックチェーンゲームの投資額は過去1年間で150%も増加することになる。

注目すべきことは、多くの投資家がブロックチェーンゲーム市場はまだまだ成長すると見込んでいることだ。

最近では、Yuga Labsが4億5000万ドル(約576億円)を調達した。人気NFT(非代替性トークン)ブランド・Bored Apes Yacht Clubを展開する同社は、「Otherside」というメタバース内ゲームの開発のために資金調達を行った格好だ。

また、香港を拠点とするWeb3.0企業のアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)も3億6000万ドル(約461億円)もの資金調達に成功するなど、各国の様々な有力企業に資金が投じられる状況となっている。

画像:Shutterstock