2022.03.31
Web3.0ブラウザー「Opera」が、Web3.0の導入に向けて新たに8つのブロックチェーンに対応開始したことが明らかになった。30日、同社がブログを通じて発表した。
Operaブラウザーは暗号資産ウォレットが内蔵されているほか、dApps(分散型アプリ)などにも対応しているWeb3.0ブラウザーとして知られている。
同ブラウザーを運営する企業・Opera社は今年1月、dAppsやメタバース間の移動を促進することを目的として、Web3.0分野に焦点を当てた「Crypto Browser project」をローンチしていた。今回発表があったブロックチェーンへの対応開始も、同プロジェクトの一環だという。
ブログ投稿では、Operaは新しくソラナ(Solana)やポリゴン(Polygon)、StarkEx/Deversifi Layer2やRonin、Celo、Nervos、IXO、ビットコインなどのブロックチェーンに対応開始したことが発表された。Operaのユーザーは、これら8つのブロックチェーン上に構築されたdAppsやサービスを便利に利用できるようになるという。
また発表では、今回の機能拡充を通してOperaからポリゴンやStarkExなどのPoS(ブルーフ・オブ・ステーク)型のブロックチェーンやイーサリアムのレイヤー2上のエコシステムにアクセスできる点も強調された。手数料が安く、取引スピードも早い2つのブロックチェーンがOperaからも利用できるようになるのは大きなメリットとなり得る。
OperaでEVP Mobile責任者を務めるJorgen Arnesen氏は発表で次のようなコメントを残した。
「利用者がWeb3.0を通して良いユーザー体験や利便性を得ている限り、利用者がそれを利用していることを意識せずとも、最終的にWeb3.0は主流のWeb技術になることだろう」
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