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ビットコイン、上昇一服も高値を維持 依然焦点はロシア・ウクライナ情勢

ビットコイン(BTC)は4万ドル(約462万円)、イーサリアム(ETH)は2800ドル(約32万4,000円)のレジスタンスを突破した後、上昇トレンドに乗りそれぞれ4万3000ドル(約497万円)台、2900ドル(約33万5,000円)台を維持している。この1週間で、ビットコインは約15%、ETHは約12%の上昇を見せた格好だ。

暗号資産(仮想通貨)市場は全体的に大きく上昇。暗号資産全体の時価総額は2021年8月以来、再び2兆ドル(約231兆3,200億円)を超えている。ビットコインの時価総額は約8350億ドル(約96兆5,700億円)に達し、下落するロシア通貨のルーブルの時価総額約6260億ドル(約72兆4,000億円)を超えた。

米ドルに裏付けられたステーブルコイン・テザー(USDT)は需要の高まりが顕著に見られる。基本的には1USDT=1ドルだが、プレミアがつき、高値で取引され続けている。時価総額も790億ドル(約9兆1,300万円)を超えた。 ロシアとウクライナの国民がそれぞれの銀行の破綻および通貨価値の下落を恐れ、暗号資産に資金を移動させているため、こうした現象が起きていると思われる。

欧州中央銀行(ECB)は、ロシア大手のズベルバンクの欧州部門が「破綻寸前」であると異例の声明を出した。欧州中銀によれば、「近く債務を払えなくなる可能性が高い」という。これは預金が大量に引き出されていることが原因のようだ。

実際ロシアではATMの前に行列ができている。その引き出された資金の一部が暗号資産に流入しているとも考えられる。しかし、従来であればこのような上昇下においては、さらなる買い増し、もしくは売りが入り下落が見られたところだが、現状は高止まりの状況が続いている。

2日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は議会証言にて、3月に0.25ポイントの利上げを予告した。これは恐れられていた0.5ポイントの半分である。急ぎのインフレ対策として、0.25から始めるという意思のようだ。バランスシート縮小は先延ばしになる見通しで、株価はパウエル議長の発言の後に上昇した。

しかし、ビットコインを始め暗号資産市場は株価に連動したとは言えず、高値圏で維持したままだ。昨年8月頃からS&P500と連動した動きが見られていたビットコインだが、連想性が切り離された形であると言える。

画像:Shutterstock

                                   
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