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GMOコイン、国内初となるシンボル(XYM)のステーキングサービス開始へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインは18日、シンボル(Symbol:XYM)のステーキングサービスを24日より開始すると発表した。GMOコインのステーキング銘柄はテゾス(XTZ)に続いて2銘柄目となる。

ステーキングとは、ブロックチェーンのブロックを承認するプロセスであるコンセンサスアルゴリズムの一種「プルーフオブ・ステーク(PoS)」で用いられるもので、ビットコイン(BTC)のマイニングに相当する。その暗号資産を保有したユーザーが、ブロックチェーンネットワークにその暗号資産を預け入れ、ネットワークに貢献することで報酬として暗号資産が支払われる仕組みだ。

GMOコインでは、ステーキング対象の暗号資産を保有すると自動的に報酬を受け取ることができるので、特別な手続きは必要ないという。

例えば、個人でステーキングを行う場合は、ステーキングに対応したウォレットに暗号資産を移し、自分で「委任」などの作業を行う必要がある。GMOコインの場合は、単純にステーキングの対象となるXYMかXTZをGMOコインの口座内に保有しておくだけだ。

GMOのXYMのステーキングにおいて、報酬がどの程度になるかはまだ明らかになってはいないが、先にステーキングサービスを開始していたXTZは、年率約5.32%の実績があるという。銀行の定期預金が1~2%なのが実情なので、それよりもはるかに高い年率だ。詳細については後日、GMOコインのコーポレイトサイトで公開されるとのこと。

GMOコインのステーキングの特徴は、保有期間や保有数量に制限がなく、いつでも売却可能であることだ。そして、前出の通り申込手続きが不要な点である。

類似サービスで「貸暗号資産(レンディング)」がある。これは、暗号資産を取引所などが借入して利息分の暗号資産を上乗せして返すという仕組みで、銀行で言う定期預金などに当たる。レンディングでは、コンセンサスアルゴリズムがステーキングである必要はないため、様々な銘柄で可能となっている。

GMOコインはサービスの充実度を加速させている。先日は「販売所」と「つみたて暗号資産」にメイカー(MKR)とダイ(DAI)を追加した。これにより、GMOコインの取扱銘柄は19銘柄となり、日本国内で暗号資産の取扱種が1番多い取引所となった。GMOコインが暗号資産の新規上場を発表するのは1月26日に取扱いを始めたカルダノ(ADA)に続いくものとなる。

なお、DAIの取扱いは先月、コインベスト(Coinbest)が上場を発表している。同取引所は2月末よりDAIの取扱いを開始する予定としているが、今回、GMOコインが先行して国内初のDAI取り扱い業者となった格好だ。

画像:GMOコイン