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GMOコイン、国内初となるダイ(DAI)の取扱い開始 メイカー(MKR)も同時上場

国内暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインは16日、新たにダイ(DAI)とメイカー(MKR)の取扱いを開始したと発表した。

ダイは先月21日、国内暗号資産取引所CoinBestが取扱い予定であると発表したが、実際に取扱いを開始したのはGMOコインが国内初となる。また、ステーブルコインの取扱いについても国内初となる。

なお同取引所によれば、今回の発表で取扱い銘柄数は19銘柄となり、国内最多の取扱い数になったという。

両銘柄は共にGMOコインの「販売所」および「つみたて暗号資産」にて取扱われる。

国内で初めて取扱いが開始したダイは、イーサリアムブロックチェーン上で発行されるERC20規格の暗号資産で、米ドルと価格が連動している。今回、同時に取扱いが始まったメイカーと密接な関係にあり、同プロジェクトにおける「MakerDAO」で、ダイの発行・管理が可能となっている。

ダイはイーサリアムをはじめとした特定の暗号資産を担保としてMakerDAOに預け入れることで発行が可能だ。一方、メイカーはMakerDAOにおけるガバナンストークンとしての役割を持っている。

これまで、国内の暗号資産取引所における新規銘柄の取扱いは、海外と比べ大幅に遅れているとの認識があった。しかし、今年に入りすでに5銘柄が新たに取扱われるようになるなど、急速に対応が早まっている。

今月2日、一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)が新規銘柄を取扱う際に行う審査の簡略化を検討しているとBloombergが報じた。

海外の暗号資産取引所と比べ、新規銘柄の取扱い速度が鈍い背景には、非常に厳しい審査を行なっていることなどが挙げられていた。その審査をより簡略化し、審査期間も短縮することで、多くの暗号資産が日本で取引できるようになる可能性が高まったと言える。

なお、審査の簡略化についてJVCEAは現時点で言及していない。

画像:Shutterstock