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Liquid by Quoine、国内初となるソラナ(SOL)とFTXトークン(FTT)を取扱いへ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所Liquid by Quoineは10日、ソラナ(SOL)とFTXトークン(FTT)の取扱いを開始すると発表した。両銘柄とも、国内での取扱いは初となる。

入出庫受付は10日午前10時に開始しており、取引開始は15日の午後5時を予定している。

今回取扱いが決まったソラナは記事執筆時点で時価総額順位8位に位置するなど、高い人気を誇る暗号資産だ。「イーサリアムキラー」と称されるように、イーサリアムブロックチェーンを凌駕する可能性を持ったブロックチェーンプロジェクトとして、近年注目を集めている。

1秒間に5万件ものトランザクションを処理することができることから、NFT(非代替性トークン)やDeFi(分散型金融)などといった分野での活用が進められている。

これらの分野はイーサリアムのスマートコントラクトに依存していたが、ソラナの登場によりユーザーの利便性がさらに向上したと言えるだろう。

また、ソラナと同時に取扱いが発表されたFTXトークンは大手暗号資産取引所FTXの独自暗号資産だ。ERC20のほか、ソラナブロックチェーンにも対応しているため、ネットワークを選択して送金することが可能だ。

なお、Liquid by QuoineはFTXトークンのマルチチェーンへの対応も行うという。同取引所によれば、マルチチェーン対応を行うのも国内取引所としては初となる。

今月2日、FTXはLiquid by Quoineを運営するQuoine社の親会社・Liquid Groupを買収すると発表した。今年3月に買収が完了する見通しで、すでにFTXの口座を開設しているユーザーは2022年3月29日午後10時にQuoineへ移管される。

買収発表時、FTXはソラナとFTXトークンの取扱いを予定していることを日本ユーザー向けに告知していた。今回の新規銘柄取扱いに関する発表は、告知通りの動きであると言える。

今後FTXは徐々に自社サービスを統合していくと表明している。日本進出を果たした世界的な暗号資産取引所が今後、どのようにサービスを展開していくか、引き続き注目が集まるだろう。

画像:Shutterstock